先日米下院で開催された「UFO公聴会」で、元米海軍パイロットのライアン・グレイブス氏は、「パイロットは毎日のようにUAP(※1)」を目撃していると証言。軍だけでなく民間機のパイロットからも頻繁に奇妙な飛行物体を目撃したという報告があがっているという。たとえば、過去にアメリカ・バージニア州の民間機パイロットが、米中西部上空を飛行中、機体の外に「金色のUFO」との遭遇体験を報告していることはトカナでもお伝えした。
そうした中、先月22日にも米ケンタッキー州で2機の小型飛行機の横を通過するUFOが撮影され、話題になっている。白い楕円形のUFOが、ゆっくりと飛行機の横を通過する様子を地上にいた人物が撮影。
目撃者は「ケンタッキー州のクラブ・オーチャードにある小さな湖で釣りをしていたとき、頭上を2機の飛行機が飛んでいるのに気づいた。空には飛行機だけで、他には何も見えなかった。後で映像を見て、私は説明のつかないものを見た。小さな白い点が速いスピードで空を横切って飛んでいるのだ。義理の息子に見せた後、彼は私が完全に見逃していた別の白い点を指摘した。tic tacのようだ。私たちは、私が映像で見たものがUFOであると確信している」と話している。
tic tacは米国防総省(ペンタゴン)が2020年4月に公開し、空母艦載機が撮影した「未確認の空中飛行物体」だと認めた3本の映像に登場するUFOの通称だ。フレッシュミント錠のtic tacに形状が似ていることからtic tac UFOと呼ばれる。
実は同じような形状のUFOは世界各地で目撃されており、Space Phenomena Observatory Center(SPOC) 宇宙現象観測所センター所長の北島弘氏によると、東京にも出没しているという。
一体この飛行物体は何のために地球の空に現れるのか。
台湾在住の米国人UFO研究家スコット・ウェアリング氏は、「このUFOは航空機の技術をスキャンし、パイロットの感情、思考、反応に至るまで、その内部と外部を記録していた」と持論を述べている。
米軍が遭遇したtic tac UFOも一定の距離を維持しながら、軍艦や戦闘機を見守るだけだった。挑発行為にも見えたが、実のところただデータを収集していただけだったのかもしれない。いずれにしろ、情報が少なく彼らの正体や目的は憶測するしかないのだが……。今後、謎を解明する有力な手掛かりが見つかることに期待したい。
(※1) UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。
参考:「UFO Sightings Daily」ほか
文=S・マスカラス(TOCANA編集部)
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提供元・TOCANA
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