赤いトゲトゲした見た目に、黒いツブツブの入った果肉をした「ドラゴンフルーツ」。
スーパーなどで時折見かけるこの果物は、さっぱりした味わいをしておりフルーツらしくありません。
このドラゴンフルーツは実はサボテンの果実なのですが・・・、日本で食されるドラゴンフルーツが甘くないだけで、生産地では甘いドラゴンフルーツが食されているんだとか!
そこでここでは、「ドラゴンフルーツ」の原産地や特徴、名前の由来について解説します。
目次
ドラゴンフルーツとは
・ドラゴンフルーツの原産地
・ドラゴンフルーツはサボテンの果実
ドラゴンフルーツのドラゴンって?由来は何?
・現地での名前は「pitahaya(ピタヤ)」
・ドラゴンフルーツという名前は中国由来
ドラゴンフルーツとは

まずは、ドラゴンフルーツの原産地やどこで育つ植物なのかを見ていきましょう。
ドラゴンフルーツの原産地
ドラゴンフルーツの原産地は、メキシコや中南米の熱帯雨林です。
日本では主に輸入されたものが販売されていますが、沖縄でも露地栽培されており、鹿児島や宮崎など九州南部ではビニールハウスで栽培されています。
ドラゴンフルーツはサボテンの果実
果物として流通されているドラゴンフルーツですが、実はサボテンの果実です。
ドラゴンフルーツは、サボテン科ヒモサボテン属のサンカクサボテンなどの果実。
砂漠などの乾燥地帯に自生しているサボテンとは違い、ジャングルで木に抱きつくように生息しているツル植物に近いサボテンの一種です。
ドラゴンフルーツのドラゴンって?由来は何?

なぜ「ドラゴンフルーツ」と呼ばれているのか、その名前の由来を見ていきましょう。
現地での名前は「pitahaya(ピタヤ)」
ドラゴンフルーツは、中南米といった原産国ではpitahaya(ピタヤ)と呼ばれています。
ピタヤは、サンカクサボテン類の果実をまとめて呼ぶ総称なのですが、日本にドラゴンフルーツが入り始めたころは日本でもピタヤの名前で流通することもあったそうです。
ドラゴンフルーツという名前は中国由来
ドラゴンフルーツは、中国では火竜果と呼ばれています。
竜のうろこのような見た目をしていることから来た名前とされています。
日本からベトナムにドラゴンフルーツを輸入する際に、この中国での呼び名から「ドラゴンフルーツ」という名前で入ってきました。
これが定着したことで、「ピタヤ」ではなく「ドラゴンフルーツ」と呼称されるようになりました。