どっぷりと日が暮れた夜に、鳴き叫ぶ子猫の声があたりに響き渡っていました。これは間違いなくなんらかのSOSの状態です。
家の外に出て、子猫の捜索を開始しますが暗いのでなかなか姿を確認することができません。ただ鳴き声はフェンスの向こう側から聞こえてくることだけは確認できました。
悲痛な鳴き声に胸が締め付けられるようですが、とにかく一刻も早く救出しなければなりません。
しばらくすると子猫がフェンスのところに挟まって身動きができなくなっているのがわかりました。
無事に保護してタオルに包んで自宅に連れ帰ると、声を全く発さず静かにしてくれています。
タオルからちらっとのぞいた子猫の顔はとても可愛らしく賢そうに見えます。ガチガチに固まってしまっているのがわかります。
最初はシャーシャー言っていたのですが、スプーンから猫用ミルクをもらったら美味しそうに食べてくれるようになりました。ひとまずは安心です。