神戸といえば、思い浮かべるのは開港の歴史と異人館、そして洋食、洋楽、スイーツといった舶来の文化。
私たちがイメージする「神戸らしさ」を凝縮したような一夜限りのイベントが10月19日(木)、日本庭園・相楽園を舞台に開催される。「食とワインとジャズな神戸の夜」をテーマに、当地を代表するビストロ「近藤亭」とのコラボレーションが実現する。
明治時代から100年以上の歴史を誇る相楽園
中国の古書「易経」の一節「和悦相楽(わしてよろこびあいたのしむ)」から名付けられた相楽園は、明治44年に元神戸市長・小寺家の私邸として造られた。
6000坪の敷地に広がる庭園は神戸市の都市公園で唯一の日本庭園であり、平成18年には国の登録記念物(名勝地)にも登録されている。
2018年12月にリニューアルオープンした相楽園内「THE SORAKUEN」は、かつての神戸市長執務室などを有する“神戸の迎賓館”を、住民や観光客が広く利用できるようにした施設だ。
今回のコラボレーションは、兵庫県技能顕功賞受賞やシュヴァリエ・ド・シャンパーニュ叙任などの功績を持ち、神戸ビストロ&ワイン文化を牽引する「近藤亭」オーナーの近藤弘康氏と、THE SORAKUENのソムリエである塚元晃氏とのつながりから始まった。
神戸ビストロの魅力を体感する3部構成スペシャルディナー
スペシャルディナーは3部構成。風格ある正門で受付を行った後、まずは広大な相楽園の芝生でキッシュなどを楽しむアミューズ&アペリティフから幕を開ける。
スパークリングワインやクラフトビールを飲みながら、ブッフェスタイルで「神戸・近藤亭 Quiche-ya(きっしゅや)」のおすすめキッシュやTHE SORAKUEN木村シェフ特製のワインのあてを楽しめる。
続いてTHE SORAKUEN内「パークスイート」に会場を移し、「神戸ビストロ料理 Presented by KONDO」が始まる。
前菜2品、魚料理、肉料理からなるクラシックビストロ料理のコースが提供される。ライトアップされた相楽園をバックに、神戸ビストロの中心的人物、近藤シェフの話に耳を傾けながら過ごせる。
最後に「神戸ジャズナイト Plus 相楽園パーラー パティシエの神戸洋菓子」をテーマに、ジャズの生演奏とパティシエによる神戸洋菓子を楽しむ。
神戸は日本のジャズ発祥の地。ボーカル・島田知衣氏、ピアノ・尾原やよい氏、サックス・辻川弘子氏、ベース・坂井美保氏が演奏を手がける。とっておきの音楽とお酒、クリエイティブなスイーツが「最高に神戸らしい時間」を演出する。
参加は完全予約制で、“どこかに「秋色」のものを身に着けてお越しください”という粋なドレスコードあり。秋深まる神戸に登場する、一夜限りの特別なビストロだ。
一夜限りの神戸ビストロ・近藤亭 @相楽園~食とワインとジャズな神戸の夜~
日時:10月19日(木)18:45~22:00
場所:相楽園&THE SORAKUEN(相楽園内)
所在地:兵庫県神戸市中央区中山手通5-3-1
アクセス:神戸市営地下鉄「県庁前駅」より徒歩5分、JR・阪神本線 「元町駅」より徒歩10分
料金:¥22,000(税・サービス料込) ※料理・ドリンク・音楽チャージ含む
(SAYA)