フェイエノールト所属の日本代表FW上田綺世は、20日に行われたオランダ1部リーグ第2節で途中出場。斉藤光毅擁するスパルタ・ロッテルダム相手に、2点ビハインドから追いつく上での原動力となったが、フェイエノールトのアルネ・スロット監督は同選手により多くのものを求めているようだ。
上田は0-2で迎えた66分に途中出場。スタメン出場の斉藤が65分で途中交代したため日本人対決は実現しなかったものの、パスやドリブル等からチャンスを演出。フェイエノールトは上田の途中出場後に攻勢を強めると、77分にFWサンティアゴ・ヒメネスのゴールで1点を返す。そして後半アディショナルタイムにはFWレオ・ザウアーが同点ゴールをマーク。辛うじてドローに持ち込んだ。
オランダメディア『Voetbal』の報道によると、スロット監督は試合後、上田のパフォーマンスについて以下のようなコメントを残したという。
「今日のような攻撃的なプレーは、上田にとって良いことだ。だが彼が優れたストライカーであることは明らかである。我々が支払った移籍金額(クラブ史上最高額の900万ユーロ:約14億1000万円)からすれば、それは当然だとも言える」
開幕戦から2試合つづけて途中出場だった上田。来月にはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージでの戦いを控えているだけに、ゴール量産など本領発揮が期待される。