バイクツーリングで必須のインカム。
そのインカムを選ぶ時、重要視しているポイントはどんなポイントだろう

一般的にインカム選びでは、通信距離や通話人数、通話時間等が比較として使われるのではないだろうか。数値は目に見える部分なので優劣をつけやすい。
しかし、実際にバイクで走っている時やツーリングで必要となのは音質であり、使い勝手であるのだ。
その理由をまずは簡単に説明していこう。

必要な通信距離とは?

各メーカーから発売されているインカムのカタログ数値を見てみると通信距離は1kmから2km位のものが多く目につく。しかし本当にそんな距離が必要だろうか。そもそもインカムは仲間とコミュニケーションを取るのが主な目的。

インカムが役立つシチュエーションといえば、信号待ちでツーリングのグループが分かれてしまったような状況だ。
ちなみに信号の設置される間隔は、各県警によって設置指針は変わるが原則として150m以上離れていることが決まりとなっている。
となると、もしも仲間を見失ったり離れてしまった場合、交差点の大きさなどにもよるが300m〜500mほどの通信距離があればほぼ問題はないと考えられる

ちなみに2kmの距離の目安は、砂浜からみた水平線までの距離が約4.4kmだから、その半分に少し足りないぐらい。仮にその距離にバイク仲間がいたとしたら豆粒状態。普通に考えてツーリング中に仲間とそこまで離れることなどまずないだろう。逆にそこまで離れてしまうようなツーリング仲間であれば、一緒に走っている意味があるのかないのか……甚だ疑問だ。

通話人数はどれぐらい?

仲間とツーリングに行くときのことを考えて欲しい。多くても大体5〜6台といったところだろう。
インカムの中には10台以上つなげられるものもあったりするが、そんな大人数でツーリング行く事はまずマレだ。

重視すべきは音質と使い勝手

以上のことを考えると、インカムに必要なのは通信距離や通話可能台数よりも『音質』と『使い勝手』だというのがわかるのではないだろうか。
インカムの現実的な使い方を想定しつつ、この2つを重視しているのがサイン・ハウスがリリースしているB+COMだ。バイク用インカムで圧倒的なシェアを得ている理由もこのようなところにある。
ちなみに、高速道路の安全を支える交通管理隊の一部もB+COMを採用。
信頼性の高さもお墨付きというわけだ。