電通グループは、米国現地時間8月7日に、インターナショナル・マーケット(海外市場)においてテクノロジーを活用したデータ分析および顧客体験マネジメント(CXM)※1領域をけん引するMerkle(以下「マークル社」)を通じて、Google との提携を拡大しました。これにより、顧客企業は、グーグル社が提供する機械学習プラットフォーム「Vertex AI」※2及び、アプリケーション開発支援機能「Duet AI」※3とマークル社の生成AIソリューション「Merkle GenCX」※4を連携させて使用することが可能となり、生成AI技術による速度、精度、効果が向上した顧客体験を提供します。
「Duet AI」及び「Vertex AI」を利用している顧客企業は、「Merkle GenCX」を加えて活用することで、データとアナリティクスの蓄積に基づき、ラージ・ナレッジ・モデル(LKMs)とラージ・ランゲージ・モデル(LLMs)を、ニューラルネットワークを介して顧客企業独自のデータ・アセットに活用し、企業の膨大なファーストパーティデータから、プライバシーが保護されている環境でビジネスチャンスを創出します。
「Duet AI」及び「Vertex AI」と「Merkle GenCX」の連携によって期待される効果は以下です。 ・360度の顧客データに基づく高度な意思決定機能と数百のモデルからのリアルタイムな最適化
・オンデマンドのパーソナライゼーション
・ラージ・ナレッジ・モデルに基づくサイトコンテンツの最適化
・Lookerなどのプラットフォームを介した音声およびテキスト検索を使用した次世代ダッシュボードの作成
(株)電通グループ チーフ・インフォメーション・オフィサー Dominic Shine氏:
グーグル社は、dentsuが顧客企業向けに革新的なプロダクトとサービスを開発し、グローバルビジネスの最適化を図る上で重要なパートナーです。当社グループは、新たな生成AIツールの活用に重点を置いており、Google Cloud AIのロードマップに大きな期待を寄せています。グループ全体で、ソリューション開発のためのプラットフォーム「Vertex AI」と、日々のビジネス活動を強化する新たなWorkspace AIの運用を楽しみにしています。
マークル社 グローバルヘッド・オブ・アナリティクス&データプラットフォーム Shirli Zelcer氏: AIとデータの力は、未来のCX(カスタマーエクスペリエンス)を実現します。このデータと「Merkle GenCX」のラージ・ナレッジ・モデル(LKMs)をGoogle Cloudと組み合わせ、Googleの AI プラットフォームに活用することで、マーケターは、顧客に対して有意義な体験を提供することできます。
Google CloudグローバルAIビジネス ディレクター Caroline Yap氏: 今回の提携拡大は、安全で倫理的かつ責任ある方法でのテクノロジーの活用によってブランド・エクスペリエンスを活性化し続ける中で、我々のプラットフォームがdentsuのクリエイティブマインドに力を与えていることを実証しています。
※1:CXM:Customer Experience Management(顧客体験マネジメント)を指します。
※2:Vertex AI :グーグル社が提供するGoogle Cloudで、機械学習ワークロードを構築するためのツールを統合したプロダクトです。詳細はグーグル社のサイトよりご覧ください。
※3:Duet AI:グーグル社が発表したAI ベースのアプリケーション開発支援機能です。詳細はグーグル社のサイトよりご覧ください。
※4: Merkle GenCX:生成AIの力を活用したマークル社の独自のソリューションです。独自のデータ・アセットとナレッジ、およびサードパーティの大規模な言語モデルを組み合わせることで、顧客企業が消費者とより密接につながることを可能にします。詳細はこちらご覧ください。
※5:2018年にグーグル社が定めたAIに関する基本理念です。 詳細はグーグル社のサイトよりご覧ください。
提供元・RTB SQUARE
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