横浜F・マリノスから韓国1部・全北現代へ期限付き移籍中のMF天野純が、日本人選手の韓国サッカーに与える影響について持論を展開。川崎フロンターレから水原三星へ完全移籍したMF小塚和季の活躍にも言及している。
韓国では天野やMF江坂任(蔚山現代)、FW石田雅俊(大田ハナシチズン)など複数の日本人選手がプレー。小塚は今年7月6日に水原三星へ移籍すると、加入3日後の韓国1部リーグ戦で早速スタメン出場。その後はリーグ戦5試合つづけてフル出場しているほか、今月12日の全北現代戦では先制ゴールをアシスト。水原三星は小塚の加入以降、リーグ戦で2勝3分1敗と復調の兆しを見せている。
小塚の活躍ぶりには、天野も注目している模様。韓国メディア『Xスポーツ』で「正直、僕は昨年より活躍できていません」と前置きした上で、以下のようなコメントを残している。
「小塚の活躍は僕にとって嬉しいことですし、刺激になりますね。小塚は日本でもテクニック面で高い評価を受けていましたし、韓国で通用すると思っていました」
また日本人選手による韓国サッカー界での活躍について、天野は「江坂、小塚、石田などテクニックに優れた日本人選手は、韓国サッカーで競争力があると思いますね。韓国でプレーする日本人選手が増えたことは、Jリーグと韓国リーグのメリットが融合し、韓国サッカーのレベルが一段階上がる機会になると思います」と捉えている。
なお天野は昨季、蔚山現代の主力選手としてリーグ優勝に貢献。昨季終了後にライバルクラブである全北現代への移籍で注目を集めたが、今季はここまでリーグ戦でのスタメン出場9試合。5月以降はほぼ全試合でベンチスタートと、厳しい立場に置かれている。