鉄砲は関係ない?

「無鉄砲」という言葉と銃をあらわす鉄砲は関係ありません。
実は、無鉄砲は当て字なのです。
勘違いさせに来ているけれど・・・
無鉄砲という言葉は、まるで「戦場に武器も持たずに突っ込んでいく」といったイメージから来ているかのような言葉です。
もしくは、「武器も持っていないのに、戦場に飛び込むほど無計画な人」というようなイメージだったり・・・。
しかし、無鉄砲という言葉に使われている鉄砲は、いわゆる銃とは関係のないところから来ているのです。
無点法(むてんぽう)
無鉄砲は、「無点法」から来ているという説があります。
点法とは、漢文などに出てくる訓点のことです。
漢文を学ぶ中で、レ点や一二点などを付けて読んだりしましたよね?これが訓点です。
もし訓点なしで漢文を読めと言われても、容易ではないどころか非常に難しいものです。
まさに無謀だという様子から、無謀なことを無点法と表現するようになったとされています。
この"点法"と語感の似た"鉄砲"が当てられるようになったことで、現在の無鉄砲になったといわれています。
無手法(むてほう)
無鉄砲には、「無手法」にちなんでいるという説もあります。
手法とは、何かを行うためのノウハウのこと。
無手法は、それらノウハウを有していない状態ということになります。
この"手法"という言葉が"鉄砲"に変化し、今の無鉄砲という言葉になったという説があります。
どちらの説も鉄砲伝来前
「無点法(むてんぽう)」も「無手法(むてほう)」は、鉄砲伝来前から使われていた言葉です。
なので、無鉄砲という言葉と銃を指す鉄砲は関係無いということになります。
「てほう」や「てんぽう」の語感から、鉄砲が当てられたにすぎないようです。
まとめ
無鉄砲という言葉は、まるで「鉄砲を持たずに突っ込む人」から来ているように思われますが、実際には鉄砲とは関係のない言葉です。
"点法"や"手法"などの言葉が転じたといわれています。
類義語としては、「向こう見ず」「軽はずみ」「命知らず」「猪突猛進」「無謀」等が挙げられます。
提供元・FUNDO
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