昼と夜の釣り方

クロダイは昼も夜も関係なく釣れるが、春先から夏場は夜の方が釣りやすい。というよりも、夏場は昼間の釣りは熱中症の危険があるのでやめた方が良い。それでも車などで河川の状態を見ておくと良い。何処が浅くて、何処に障害物があるのかなど、潮が引いたタイミングで見ておけば夜間の釣りがしやすくなるからだ。

河川のクロダイをルアーで釣る方法 【ポイント選び・使用ルアー・昼と夜の釣り方】強い引きがたまらない(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

ちなみに昼間釣るなら、表層のトップの釣りやバイブレーションがオススメだ。トップの釣りは迫力があって面白いが、よほど活性が高くない限り難しい。それならバイブレーションの早巻きの方が簡単で始めやすい。シーバスの子供(セイゴ)が掛かる事もあるので、クロダイが釣れないなら遊び相手になってくれる。

夜はスローに攻める

夜はその逆で、スローにゆっくりがいい。フローティングミノーをゆっくり巻いても良いが、水面の反応が無いのなら、夜もバイブレーションの出番だ。根掛かりするのである程度それを承知でやるのだが、底(ボトム)を引きずるやり方だ。

河川のクロダイをルアーで釣る方法 【ポイント選び・使用ルアー・昼と夜の釣り方】こんな場所は夜にクロダイが釣れる(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

底(ボトム)に着いたら後はバイブレーションをズルズルとゆっくり引くだけだ。これは、川底を這うカニやハゼなどを狙うクロダイには効果絶大だ。エビを模したワームでもこのやり方がいい。このように、昼と夜では少し釣り方を変えてやると良い。筆者的には夜の方が釣りやすいが、慣れないうちは暗くなる前の夕方くらいに集中して狙うと釣りやすい。

おすすめルアー

最後にオススメルアーについて少し触れてみたい。あくまでも筆者独自のオススメなので、もっと良いルアーがあればそれを使って楽しんでほしい。

バイブレーションルアー

まずは、バイブレーション。大きな河川やポイントが遠くない限り軽めのものが使いやすい。5~12g程度の範囲で十分釣れる。これを風や水深、流れの強弱で使い分ける。バイブレーションは昼も夜も使えて、そのままシーバスも狙えるから汎用性が高いのも嬉しい。

フローティングミノー

河川のクロダイをルアーで釣る方法 【ポイント選び・使用ルアー・昼と夜の釣り方】強い引きがたまらない(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

そして浮くルアー、フローティングミノー。種類が色々あるが、7~9cm前後のシーバス用が代用できる。主に夜だが、水面より少し潜らせたい時などに活躍する。レンジが合えば数釣りも可能なので、お気に入りのフローティングミノーを見つけておくのもいい。

ワーム

これも夜が主だが、エビの形をしたものや、カニの形をしたものが良い。底(ボトム)を引きずるとどうしても根掛かりが避けられないが、専用のジグベッドと組み合わせれば根掛かりを回避しながらクロダイが狙える。特に夜間のズル引きの釣りに強い。コスパも良いからオススメたが、少し慣れが必要。