似ているけれど全く意味の異なる漢字「弊」と「幣」

最後に似ているようで異なる「弊」と「幣」についてまとめます。
両者は字面こそ似ているものの別物なので、注意しましょう。
弊害の「弊」を使う熟語は他にも!
「弊」は「弊害」などの熟語で使用されます。
ただし「弊」使用する熟語は他にもあります。
例えば「旧弊」や「語弊」などです。
旧弊
「旧弊」とは古いしきたりによって起こる「弊害」のことです。
昔の習わしを頑固に守っている様子で使用されます。
要は過去の習慣などで発生する害を指した言葉です。
語弊
「語弊」とは表現が適切でないために起こる「弊害」のことです。
誤解を招いたり不快を与えたりすることも意味します。
つまりは言葉が適していないことを指した言葉です。
「幣」は貨幣などで用いる
「弊」と「幣」という漢字はとても似ています。
ただ、これらはまったく別物の漢字です。
「弊」は良くないことや悪いことを意味します。
また、古くなって切れることやボロボロになることも意味します。
その一方「幣」は紙幣や貨幣などお金のことを言う言葉です。
また、ぬさ(神前に捧げる布)や宝物という意味もあります。
そのため、両者はそもそも意味するものがまったく違います。
ちなみに「弊」の上にある「敝」は布を割いてダメにすることを意味する文字となるそうです。
また「弊」の下にある「廾」は両手を意味する文字です。
その他「幣」の下にある「巾」は布を意味するのだとか。
つまり「弊」は両手で布を割いてダメにすることを強調する一方で「幣」は布を切り分けることを強調しているわけです。
まとめ
「弊害」とは他者に対して害をもたらすことを言います。
特に悪い影響を与えることを「弊害」と表現します。
これらは似たような表現もありますが、基本的に「支障」「障害」「不都合」などとはまた別物です。
そこは類義語でもあるものの違うニュアンスもあるので、状況によって使い分けるのがおすすめです。
提供元・FUNDO
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