ドコモhome 5Gに楽天モバイルのSIMを挿入してみよう
前述の通り、ドコモのホームルーター「home 5G」は実はSIMフリーです。本体にはHR01、HR02という2つの機種がありますが、いずれも説明書にSIMフリーであることが記載済み。よって以下の手順で、楽天モバイルのSIMカードを挿入して安く本体を利用できます。
ドコモのホームルーターのHR01は、裏側にSIMカードの挿入スロットがあります。カバーを開けて、スロットに楽天モバイルのnanoSIMを挿入。カバーを開けた箇所にはQRコードが記載されているので、そのQRコードを読み込んでAPN設定も行います
HR02もSIMフリー。設定手順もHR01とほぼ同様です。ただ裏面のSIMスロットは、nanoSIMカードトレイを使った方式へと変更されているため挿入時には楽天モバイルのSIMカードをトレイに装着して差し込みましょう
実際、楽天モバイル「Rakuten最強プラン」の実力は?
結論から言えば、4G回線では通常のネットサーフィンや動画視聴が楽しめ、一般的なモバイル回線として使えます。加えて、5Gに対応しているエリアで言えば100mbps以上の速度が期待されます。
100mbpsとは、4K動画の視聴やオンラインゲームなどをある程度快適に楽しめるスピードです。eSportsタイトルのプレイなどで、通信のラグを大きく気にする場合には不向きですが一般的な利用では十分に高速。
5Gは「Sub6」「ミリ波」の二つの電波で構成されます。上のマップのピンクの部分が、データ高速無制限エリア。このうち5Gは青色のミリ波エリアと、緑色のSub6エリア。都内はかなり対応が進んでいて快適ですが、地方では対応エリアがまだまだ少ないのが現実です
5Gサービスの対応エリア、もしくは拡大予定エリアにお住まいの方は楽天モバイルの格安SIMをホームルーターで使うことを検討する価値があるでしょう。たとえば都内在住の方にはおすすめです。
ドコモhome 5Gに楽天モバイルのSIMを挿入するとできること
ドコモhome 5Gに楽天モバイルのSIMを挿入した場合のメリットをご紹介します。
接続台数が増える
楽天モバイルのSIMをスマホに挿してネット接続した場合、テザリングで使えるのはせいぜい1台~数台程度。より多くの台数を接続することも可能ではありますが、スマホのバッテリー消耗や発熱が大きなデメリット。安定的な通信手段になりにくいです。
しかし、ドコモhome 5Gの端末に楽天モバイルのSIMを入れれば、接続台数を増やすことも可能。home 5Gのルーターは、たとえばHR01なら最大64台の接続に対応しています。 スマホのテザリングより、多くの機器を同時かつ安定的にインターネット接続できます。
料金が安い
ドコモhome 5Gでは、月額料金は4,950円(税込)。一方、楽天モバイルは3,278円(税込)のため、月額料金が1,600円以上お得になります。なお、この場合、ドコモhome 5Gの端末料金は自己負担になるので注意が必要。中古で売られているルーターを購入するのもひとつの手です。
持ち運び可能になる
ドコモhome 5Gはコンセントを挿すだけで使えるので、出張先や出かけた先などでも使えると思いきや、実は契約上では申告した設置場所以外での利用は禁止。設置場所以外での利用を繰り返すと、回線解約されてしまう可能性もあります。
しかし、この規約はあくまで「home 5G プラン」のもの。端末だけを購入し、楽天モバイルのSIMに挿し替えれば、端末の持ち運びが可能となります。