正規の雇用契約を結ばない“非正規雇用”には、さまざまな雇用形態があります。そのうちの1つ、嘱託(しょくたく)社員とはどのような社員のことを指すかご存じでしょうか。正しい意味は以下のうちどれでしょう?
①有期雇用契約を結び、企業から仕事を請け負い働く人のこと。パートタイムの働き方が多いとされる
②企業から仕事を請け負い働く人のこと。時間給で契約する
③業務ごとに企業と契約を結び、依頼されて働く人のこと
答えは…
①有期雇用契約を結び、企業から仕事を請け負い人のこと。パートタイムの働き方が多いとされる
解説
嘱託社員は、有期雇用契約を結び、企業から仕事を請け負って働きます。似た言葉として、同じく有期雇用契約を結ぶ“契約社員”もありますが、両者の違いは、嘱託社員はパートタイムの働き方が多いのに対し、契約社員のほとんどはフルタイムでの契約となる点です。
近年では、定年退職した人々が嘱託社員として働くことに注目が集まっています。60歳で定年退職した後、原則として年金受給が始まる65歳になるまで5年のズレがあることから、引き続き給与をもらうために嘱託社員として雇用契約を結ぶケースなどがあるそうです。