釣りで人気のタチウオは、脂乗りのいい旨味のある白身を持ち、食べて非常に美味しい魚です。今回は、そんなタチウオを使った料理レシピを紹介。釣りの際に食べ方に困る小型タチウオ向けのレシピや、タチウオを普段から食べまくっているTSURINEWSライターのアレンジレシピも満載です。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・出口和弘)

タチウオのおすすめレシピ17選 小型個体の料理方法も満載

タチウオは美味しい魚

タチウオは強面な顔と銀色に光る細長い魚体と独特な見た目ですが、とてもおいしい魚です。以前は水揚げの多い西日本で人気の魚でしたが、近年は東日本でも生息数が増えており釣魚としても食用魚としても評価が高まってきています。

身質は旨味のある白身で、脂の乗りもよく、特に大型個体はたっぷりと脂が乗っています。クセもないので食べ方も豊富で、刺身にしても、火を通しても美味しく食べられる魚です。また、サバの近縁種のため白身魚ではありますがDHAやEPAといった脂肪酸も豊富に含んでいるのが特徴です。

タチウオのおすすめレシピ17選 小型個体の料理方法も満載大型のタチウオ(提供:週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘)

タチウオの旬

旬は産卵前の夏や、脂の乗りやすい冬など色々な意見がありますが、産卵直後でも脂が抜けきらず味が落ちない魚なので通年おいしく食べることができます。

タチウオの目利き

スーパーで購入する際、鮮度の良し悪しは比較的わかりやすい魚で、魚体の銀色が輝いてるものが新鮮です。やや水分の多い魚なので身の劣化も速く、鮮度が落ちたタチウオは銀皮に含まれるグアニンで中毒になることがあります。刺し身で食べる場合は特に新鮮なものを選びましょう。

タチウオのさばき方

ウロコがない魚なのでさばき方は非常に簡単。まずは頭を落として内蔵を取りましょう。背ビレも付け根のヒレ骨が鋭いので外しておくといいです。まず身の両側から背ビレに沿って浅くV字型に包丁を入れておきます。こうしておくと背ビレを持って引っ張るだけで簡単に背ビレを外すことができます。

そこまで下処理をすれば、焼き物にする場合、基本的には使う大きさに合わせてぶつ切りにすればOK。刺身や身が厚い大型個体の場合は三枚におろしましょう。細長い魚で一気に全身をおろすのはなかなか難しいので、ある程度の長さにぶつ切りにして三枚におろすと簡単です。

タチウオのおすすめレシピ17選 小型個体の料理方法も満載三枚におろす(提供:WEBライター・杉本隼一)

さばく際の注意点としては歯が鋭いので頭を落とすときなどに怪我しないように気を付けましょう。釣り上げた際に歯の部分をハサミで切り落としておくと安全です。