「メガネスーパー」を擁するビジョナリーホールディングス(東証スタンダード上場)が揺れている。まず同社は2023年4月期(2022年5月1日〜2023年4月30日)決算を7月31日までに提出しなければならなかったのだが、星﨑尚彦前社長などの業務上横領の疑いで責任調査委員会が調査中ということでこれができなかった。このため監理銘柄になった。8月31日までにこの決算が提出されなければ上場廃止になる。

大変な危機に瀕しているが、同社はこうした事情を踏まえて、同社取締役会は8月7日責任調査委員会による調査を続けるよりも、訴訟手続きによって責任の有無を公的に明らかにしていくことがより合理的であるとの観点から前社長については法的強制力のある調査手段を持たない責任調査委員会の調査の対象外にすることを決定。同時に前社長に対する損害賠償請求その他の法的措置を行うという。

この決定で決算処理作業が進み、上場廃止を免れるのか。休日返上で急ピッチで作業が進められているのではないだろうか。

文・三浦彰/提供元・SEVENTIE TWO

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