金平糖のようなかわいい花を咲かせる植物の「カルミア」。 別名でアメリカシャクナゲと呼ばれ、日本でも園芸品種として人気があります。

しかし、実はカルミアには意外性のある花言葉もあったりするんです。 そこでここでは、カルミアについてどんな花なのか、どのような花言葉があるのかを解説していきます。

目次
カルミアとは?
カルミアの名前の由来
カルミアの花言葉
まとめ

カルミアとは?

「カルミア」とはどんな花?可憐なその花のイメージとは異なる花言葉も!!
(画像=『FUNDO』より 引用)

カルミア(Kalmia)は、ツツジ科に属する常緑低木で、主に北アメリカに自生しています。 日本では観賞用として栽培されています。

カルミアの特徴

カルミアは、高さが1メートルから3メートルほどに成長する低木であり、茎は直立しています。 葉は対生で、長さが5センチから10センチほどで楕円形をしており、光沢があります。

花は美しい形状をしており、金平糖のようとも例えれられる他、その姿が花笠のようということで「ハナガサシャクナゲ」と呼ばれることがあります。

カルミアの開花時期

カルミアの開花時期は主に春から初夏にかけてです。 花が咲く時期は、一般的には4月から6月頃とされています。

開花時期になると、その鮮やかな花色が公園などでも見られることがある人気の園芸植物でもあります。

カルミアの原産地

カルミアは、主に北アメリカに自生しています。 特にアメリカ合衆国の東部やカナダ南部の森林地帯に広く分布しています。

自生地では湿地や湿った林の中に生えています。 日本へは観賞用に導入され、庭園や公園で栽培されるようになりました。 今では、個人宅の庭木にされることもあります。

カルミアの名前の由来

「カルミア」とはどんな花?可憐なその花のイメージとは異なる花言葉も!!
(画像=『FUNDO』より 引用)

ここからはカルミアの名前について見ていきましょう。 その姿からは想像のできない別名もあるようですよ。

植物学者の名前から取られた花の名前

カルミアという名前は、スウェーデンの植物学者「ペール・カルム」に由来します。 18世紀に北米大陸を探検し、多くの植物に関する貴重な情報をもたらしたこの人物に敬意を表して命名されました。

名前の「カルム」が転じて「カルミア」と呼ばれるようになったということですね。

別名は「羊殺し」!?

カルミアには「羊殺し」という物騒な別名もあります。 これは、カルミアの葉や茎に含まれるグラヤノトキシンという有毒物質がヒツジをはじめとした家畜にとって有害なことからきています。

カルミアを食べた羊が中毒症状を引き起こすことがあるので、「羊殺し」と呼ばれるようになりました。

「スプーンの木」とも呼ばれる

カルミアは他にも「スプーンの木」という変わった異名も持ちます。 これは、アメリカ先住民族がカルミアの木の根からスプーンを作り使っていた事から来ているのだとか。