有利さでいえば社保>国保

ひとつ知っておきたいのは、国民健康保険よりも、勤務先の健康保険組合の健康保険証を提出したほうが、いくぶん有利になることだろう。「勤め人であり、安定継続した収入が望める」と判断されるためだ。

もちろん、国民健康保険証だからダメという意味ではない。最終的な審査通過の可否は、他の情報も勘案して結論が出されるため、国民健康保険証であっても審査に通る余地はある。あくまで、知識のひとつ程度に考えてほしい。

補足資料を求められることはある

なお、健康保険証を本人確認書類として提出する場合、顔写真がない本人確認書類として扱われるので注意が必要だ。

住民票・戸籍謄本・抄本などの補足資料を求められることがある。これは犯罪収益移転防止法に基づく措置であるため、指示があったら従おう。

いずれにしても重要なのは、自分に合ったカードローンを選び、スムーズに手続きを進められるよう入念に準備をすることだ。納得のいくカードローン選びをしてほしい。

文・荒井美亜(金融ライター/ファイナンシャル・プランナー)
立教大学大学院経済学研究科を修了(会計学修士)。税理士事務所、一般企業等の経理を経験して現在は金融マネー系ライターとして活動中。日商簿記検定1級、AFP(日本FP協会認定)、貸金業務取扱主任者(試験合格)