
元米海軍パイロットのライアン・グレイブスは、7月26日に行われたアメリカ下院議会におけるUFO(※1)に関する公聴会にて、自身の体験について語った証人のうちの一人である。
グレイブス氏によれば、10年ほど前にUFOを直接目撃したことがあるという。その物体が何であるかはわからないが、カテゴリー4に該当する巨大なハリケーンの風にもかかわらず、不可解なことに “全く風に流されたりして動くことはなかった”という。そして先日、ライアン氏は「Newsweek」誌の新しい記事で、このような目撃例は米軍パイロットにとっては「氷山の一角」だと主張した。
「今日でも、同じようなUAPが目撃されており、それが何なのかまだわかっていない。民間機、軍用機を問わず、パイロットはUAPに遭遇しており、その大半は報告されていない。私が話をするUAP目撃者の大半は、大手航空会社の民間パイロットである。多くの場合、彼らは数十年の飛行経験を持つベテランである。それなのになぜ政府は、何百万もの人々の安全に責任を負い、国家安全保障を守ろうとする、信頼できる目撃者からのUAP報告に背を向けているのでしょうか?」

こう語る彼のコメントは、近年自らの目撃談を述べるために名乗りを上げた他の軍パイロットたちのコメントと呼応するものである。その一方で、こういった証言を明らかにすることがパイロットにとっていかに困難か批判している。
近年はUFOもといUAPに関する報告は受け入れられやすくなったようだが、状況が好転するかどうかはまだわからないという。空の上で奇妙なものを目撃したパイロットたちの受難は続きそうだ。
(※1) UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。
参考:「Newsweek」「ComicBook」
文=飯山俊樹(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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提供元・TOCANA
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