しかし、そんな生活もずっと続くはずもなく、あっという間にすっからかんになりました。

それからまたスポーツくじを買いはじめましたが、まったく当たりません。一度小金を手に入れた人間の心理は恐ろしく「くじ依存症」に近いものがありました。

自分のお金だけではなく貯金にも手を付け、貯金も底をついてしまい、挙句の果てに頼ったのは消費者金融でした。

しばらくして謎の赤いハガキが届き、とうとう父は返済できなくなって泣きだしてしまいました。とりあえず、私が代わりに返済してあげて金利地獄は免れました。

こんな庶民的な話ですが、我が家ではかなりの大ネタです。

(30代・男性)

今回は、スポーツくじで大金を手にした人の体験談を紹介しました。あなたの周りにも、こうした人がいるか考えてみてください。

文・MONEY TIMES編集部