今、アマゾンから届いた中国製のキーボード(ArTeck)を使いながらコラムを書いている。使い方はシンプルだ。PCのUSBポートにワイヤレスのソケットを差し込むだけでキーボードは接続できる。

新しいキーボードで「T」を押して、画面に「T」が写った時、感動した。「放蕩息子の話」ではないが、戻ってきた「T」と「5」にウエルカムするとともに、新しいキーボードを迅速に送ってきたアマゾンと息子に感謝した次第だ。

当方は3日間、文字「T」と数字「5」のない苦しい生活を体験した。この3日間、日本語の文章には「T」がなんと多く使われているのかを学んだ。「T」の復活を願った3日間の戦いは決して無駄ではなかったと受け取っている。

東京の知人は「自分の場合、KやFの文字キーが劣化したことがあるが、Tが劣化するとは珍しい」という。意識していなかったが、当方のコラムには「T」が通常より多く登場しているのかもしれない。今後は「T」をタイプする場合、優しく打たなければならない。

Mete Basar/iStock

編集部より:この記事は長谷川良氏のブログ「ウィーン発『コンフィデンシャル』」2023年8月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はウィーン発『コンフィデンシャル』をご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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