ホテルは先週、ホームページを通じて宿泊予約の受付を停止することを発表したが、MialinoとMartaについては食事とイベントのサービスを継続するとしていた。

USHGは、今回の声明で、事業の存続には「イベントスペースやロビーのバーを含むホテル関連の飲食事業」が不可欠で、これらのスペースが現在使用できない状態にある、と閉鎖決定の理由を述べている。

ニューヨーク市では、南部国境を超えた後に市内に到着する亡命希望者が急増。対応に追われている。

エリック・アダムス市長は先週、昨年春以降に市に到着した亡命希望者は10万人を超え、前週の1週間で新たに2,900人が加わったと明らかにした。生活施設の確保のために、これまでに200箇所近くの緊急拠点を開設している。

今年5月には、セオドア・ルーズベルト大統領にちなんで名付けられた歴史的ホテル、ルーズベルトホテルが「亡命希望者到着センター」およびシェルターとして生まれ変わった。レッドベリーの建物の歴史も古く、市の歴史的建造物に指定されている。

CBSニュースは、レッドベリーには子連れの家族が滞在していると伝えている。

市長によると、移民一家族のケアにかかる費用は一晩あたり383ドル(5.5万円)で、今後3年間の支出は120億ドルに上ると予測している。これを賄うためには、現在の予算に追加で70億ドルが必要になるという。市長は「市は資金と適切なスペース、人材を使い果たしている」と危機感を示し、州および連邦政府による追加支援を訴えている。