建物の企画・設計・施工などを手がける「コスモスモア」が、ワーケーション向けのクルマ「mobica(モビカ)」のカーシェアリングサービスを開始しました。好きな場所に移動して、車内外で快適に働けるような機能を多く搭載しています。場所にとらわれない自由なワークスタイルを実現してもらいたいという新たな働き方の提案です。
「行きたい場所が今日のオフィス」
mobicaは、市販車にワークスペースを設けるようにカスタマイズしたものです。リモートワークやワーケーションなど働き方の多様化も進む現在、「行きたい場所が今日のオフィス」のコンセプトのもと、お気に入りの場所でより自由に、自分らしく働いてもらいたいと企画したといいます。
波の音を聞きながら海の見える駐車場で仕事したり、大自然の中でWeb会議ツールを使ったディスカッションに参加したりなどと活用法はさまざま。温泉地までドライブし、入浴やサウナでリフレッシュした後、mobicaに戻って仕事のアイデアを考えたり、資料をまとめたりといったことも可能です。
車種は、ホンダの「N-VAN」をベースとした1~2人向けの「mobica forest」と、トヨタの「ハイエース」を基にした2~3人向けの「mobica sand」から選べます。車内には、コンセントやポータブル電源を積載しているほか、Wi-Fiも完備。シートを倒してフルフラットにすることで、身体を横にできるベッドスペースも確保できるといいます。
時には「立ち仕事」で気分転換も
同社はさまざまな使い方の提案も行っています。バックドアを開け放ち、景色を見ながら働くのが「スタンダード」です。
また、気分を変えたい時向けに立ちながらの作業を行う使い方として「リフレッシュ」も提案。「立ったまま仕事を行うことで、適度な緊張感が得られ集中力が増すと言われています」と同社
「リラックス」と題し、ゆったり落ち着いて作業したい時などにはシートをフルフラットにする使い方もできます。
気になる料金や予約方法は
サービスを開始した直後の8月現在は、mobica forestの予約のみが可能、mobica sandについては2023年秋ごろからサービス開始の予定です。
現在利用できるmobica forestは乗車定員が2人。「吉祥寺ステーション」(東京都武蔵野市吉祥寺東町1丁目6番19号)と、「読売ランドステーション」(神奈川県川崎市麻生区細山5丁目3番18号)の2か所で利用できるとのこと。
最低24時間以上の利用が必要で料金は24時間1万5千円から。別途、距離料金もかかります。
予約はインターネット上の専用ページから申し込めます。mobicaの魅力を伝える公式サイトもオープンしています。