中国発の格安ファッション通販サイト「SHEIN(シーイン)」。価格の安さで人気を集めるグローバルECブランドですが、盗用問題などで多くの訴訟が起きているブランドでもあります。
あまりの安さや各種報道からSHEINの商品が「ひどい」のではないかと、購入に不安を抱く人も多いのではないでしょうか。今回はSHEINで、筆者が実際に商品を購入。その感想をお伝えしつつ、商品の品質について徹底検証します。
SHEINとは
「SHEIN(シーイン)」は中国発のオンライン通販に特化した格安のファッションブランドです。急成長しているグローバルECブランドとして注目されています。
SHEINは「ひどい」?
SHEINで販売されているファッションアイテムは、トップスは数百円、アクセサリーは数十円から購入可能とまさに格安。一方で前述の通り、多くの訴訟が起きているEVでもあります。
まだ一度もSHEINの商品を買ったことが無い場合、品質やデザイン、サポートが「ひどい」のではないかと不安になる方もいるのでは?SHEINの商品について様々な角度から検証しました。
商品の品質
SHEINの商品の品質は、結論から言えば「購入するアイテム」によります。
たとえば「洋服」については、生地が薄めだったり、縫い方がやや雑に感じられるものが多いのも事実です。1シーズンだけ着るには十分ですが、数シーズンに渡って長く着られるほどのクオリティがある洋服は少ない印象です。
プライバシーポリシー
SHEINのプライバシーポリシーでは「個人データの保管および移転」の項目で、「お客様の居住国外で個人データの処理または移転が行われる場合があります」との記載があることから、自身の個人データが国外で利用される可能性があると言えます。個人データを国外へ移転することに同意できない場合は、SHEINは利用しない方がいいサービスでしょう。
無断使用・盗用問題
SHEINで販売されている商品の一部が、著作物を無断使用や盗用しているのではないかという疑惑があります。たとえばイラストレーターのKONNNOITA氏は、SHEINで自身のイラストが無断で使用されたステッカーが販売されたとツイッターで訴えています。好きなイラストやアニメのキャラクターグッズが販売されていても、公式のものはでない可能性があることに注意しましょう。
参考元:スポニチAnnex「人気イラストレーター「SHEIN」で盗作被害に「絶対に買わないでください」 同様の告発相次ぐ」
労働環境
2022年にイギリスの公共放送「channel4」がSHEINの工場へ潜入調査したドキュメンタリーを公開し、SHEINの過酷な労働環境が明らかになりました。
SHEINの「アクセサリー」は本当にひどい?実際に商品を購入してみた
SHEINの商品は本当に「ひどい」のでしょうか。SHEINへ登録して商品を購入するまでの流れを解説すると共に、実際にアクセサリーを購入して品質を検証します。
今回はSHEINのアプリをダウンロードし、アプリから購入していきます。ちなみに筆者はiPhoneにiOS向けアプリをダウンロードし利用していますが、Androidスマホ用のSHEINアプリもあります。
商品を注文してから6日後に購入したピアスが届きました。今回の配送会社はヤマト運輸で、緩衝材の付いた封筒に入れられて配送されました。