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集団訴訟の一審判決でDPFの欠陥が認められる
「品質が劣る欠陥品で消費者欺いた」とトヨタを批判
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集団訴訟の一審判決でDPFの欠陥が認められる

(画像=©toa555/stock.adobe.com,『MOBY』より 引用)
オーストラリアで販売されたトヨタの一部車種に欠陥があったとして購入者が損害賠償を求めた集団訴訟で、オーストラリア連邦裁判所は、現地時間2022年4月7日にトヨタのディーゼルエンジンに装備されているDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)の欠陥を認める一審判決を出しました。
これにより、2015年10月1日から2020年4月23日までにオーストラリア国内で販売された『ハイラックス』『ランドクルーザー プラド』『フォーチュナー』計264,000台の所有者に、計20億豪ドル以上(日本円で約1,800億円以上)をトヨタが支払う可能性があります。
「品質が劣る欠陥品で消費者欺いた」とトヨタを批判

(画像=©yavdat/stock.adobe.com,『MOBY』より 引用)
現地メディアでは、オーストラリア連邦裁判所が第一審で欠陥があると認めたDPFにより、車両価値の減少や、修理のための機会逸失、公害当局への罰金支払い等による損害を各車両の所有者が被ったと報じられています。
オーストラリア連邦裁判所は、当該の車両について「欠陥があり、品質は許容できるものではない。トヨタはそれらの車両の販売において、誤解を招く、または欺く行為に及んだ」と判断したとのことです。