法人番号検索とは、国税庁の「法人番号公表サイト」で利用できる、法人の名称や所在地から法人番号を調べられる機能のことです。
本記事では法人番号検索の2通りの方法と、2種類の法人番号について解説。法人番号検索からその法人のどんな情報がわかるのか、法人情報が見つからないときの対処法も紹介します。
- 法人番号検索の使い方を画像付きで解説
- 2種類の法人番号について
- 法人番号検索ができない「検索対象除外法人」について
法人番号検索とは?
法人番号検索とは、一つひとつの法人に割り振られている13桁の番号「法人番号」を検索できるサービスです。法人番号検索は国税庁の「法人番号公表サイト」から使えます。
法人番号検索の使い方
法人番号検索をするには、「国税庁法人番号公表サイト」にアクセスし、番号検索したい法人の名前や所在地などを入力します。また、法人番号から法人情報を検索することもできます。
法人番号公表サイトの2通りの使い方・検索方法を紹介します。
名称・所在地などから調べる
法人番号公表サイトの「名称・所在地などから調べる」タブを使い、法人の名称や所在地から法人番号を調べる方法です。
法人番号検索がしたい法人の名前がわかっているなら、「商号又は名称」の欄に法人名を入れて検索しましょう。法人名の読み方はわかるが、漢字やスペルなどの書き方がわからないという場合は、「読み仮名で検索(カタカタ)」にチェックを入れます。
「所在地」の欄からは所在地を指定して、条件に当てはまる法人をまとめて検索できます。その地域の法人についてまとめて調べたいときに便利でしょう。
法人番号から調べる
法人番号公表サイトの「法人番号から調べる」タブを使い、法人番号から法人情報を調べる方法です。
検索後に表示される情報の内容は、「名称・所在地などから調べる」タブで検索したときと同じです。
法人番号公表サイトでわかる法人番号以外の情報は、その法人の会社HPなどでわかるものがほとんどでしょう。法人番号検索は法人番号を知りたいときに使うことが多く、「法人番号から調べる」タブはあまり使わないかもしれません。
2種類の法人番号
法人番号には13桁のものと12桁のものの2種類があります。法人番号検索で調べられるのは13桁の「法人番号」ですが、これらの番号は「12桁の会社法人番号+1桁」で構成されています。
「+1桁」の番号は検査用数字と呼ばれ、12桁の番号がわかっていれば計算により調べることも可能です。
そのため、これらの番号のどちらかがわかれば、もう片方の番号もわかることになります。2つの番号はほとんど同じですが、それぞれ用途が異なります。
13桁の「法人番号」
13桁の「法人番号」は、法人番号公表サイトで調べられる番号です。法人を識別するための番号で、法人の設立登記完了の2稼動日後に郵送される「法人番号指定通知書」に記載されています。
13桁の法人番号は、主に社会保険や納税に関する手続きで使われています。
12桁の「会社法人番号」
12桁の「会社法人番号」は、13桁の法人番号の前半12桁の部分で構成されています。13桁の法人番号と同じく法人を識別するための番号です。
法人設立の際に法務局などの登記所で番号が割り当てられ、設立登記後に取得できる登記事項証明書に記載されています。
12桁の会社法人番号の主な用途は、登記事項証明書の取得や商業登記・不動産登記の申請などの手続きです。