機械式時計の名品に敬意を捧げた逸品が誕生。
数々のマスターピースに関わってきた老舗「マタイ・ティソ」と上質なパイロットウオッチを手がけることで知られる「ヘメル」が2作目のコラボウオッチを開発。「Type XX VK64」がヘメルの公式サイトから販売中だ。
マタイ・ティソとヘメルが手掛けるクロノグラフ
「Type20(タイプ20)」は1956年にフランス国防省(MOD)の装備コードとしてクロノグラフに与えられた名称。
かつてこのコードには、スイスを代表する超一流ブランドが名を連ねた。隠れた名門マタイ・ティソも1957年にそこに名を刻み、1970年代後半までフランス空軍と海軍航空部隊にクロノグラフを提供してきた。
マタイ・ティソとヘメルは、初のコラボレーション「Type20」を今年3月にリリース。フランス空軍の正式モデルとして、限定50本での復刻だったが、そのヴィンテージ感が多くの人々を魅力し、好評のうちに完売した。
コラボ第2弾の「Type XX VK64」が8月に発売
「Type XX VK64」は、第1弾の「Type20」を機械式手巻きムーブメントから、ハイブリッドメカクォーツのクロノグラフムーブメント「SEIKO Cal.VK64」へムーブメントをアップデートした逸品。
これにより機械式腕時計の面倒なメンテナンスから解放されつつ、スイープ運針や瞬時のリセット機能といった、機械式クロノグラフの良い特徴のみを見事に再現した。
購入すると、時計本体の他、特製ウッドボックスと保証書が付属。さらには、ブンドタイプの牛革製クロノグラフ専用ストラップも手に入る。気分に応じて付け替えて楽しめる仕様だ。
ヘメルが提案する「実践的ラグジュアリー」のコンセプトを実現した「Type XX VK64」で、腕元を上品に飾ってみては。
(IKKI)