日々メールボックスに送り付けられる「迷惑メール」の処理にため息をついている人は多い。休み明けになると膨大な数が溜まり、仕事はじめを嫌な気分で迎えることになる。しかし、ごく稀に、自身が利用している企業からのメール、心当たりのあるタイトルにハッとしたことはないだろうか。こうした気の緩みが詐欺被害を呼び込むだけに注意したいところだが、また新たなに注意しなければならないことが増えたようだ。

楽天銀行をかたるメールが増加中!「一時制限」「異常」の文字に焦らず冷静な判断を

楽天銀行を装う詐欺メールが急増中!「一時制限」「異常」の言葉に焦らないで
(画像=鵜吞みにして誘導ボタンをクリックしてはいけない(画像は「フィッシング対策協議会」公式サイトより引用)、『オトナライフ』より引用)

8月1日、フィッシングに関する情報収集・提供、注意喚起などを行うフィッシング対策協議会は、「楽天銀行」をかたるフィッシングの報告が増えている旨を緊急情報として発信した。

フィッシングサイトに誘導する目的で送り付けられるメールの件名には、「楽天銀行からのお知らせ[追加認証を一時制限しました]」「楽天銀行のメール設定に異常が発生しています」「【重要・緊急】楽天銀行のご利用を制限している」といった楽天銀行ユーザーを不安に陥れる文字がおどる。

同協議会はメール文面例も掲載し、手続きを促す文面とともにリンクボタンが設置されている様を紹介しており、クリックすればフィッシングサイトに入り込むことになる。このフィッシングサイトは8月1日17時時点で稼働しているとのことで、引き続き注意を求めている。

楽天銀行のブランドを悪用した詐欺については、楽天銀行自身も公式サイトで注意喚起してきた。そうしたなかでも、今回同協議会が“緊急情報”として発信したのは、とりわけフィッシング行為が急増しているのだろう。

フィッシング報告増加の背景には、楽天銀行の急成長が関係?

楽天銀行を装う詐欺メールが急増中!「一時制限」「異常」の言葉に焦らないで
(画像=楽天銀行をはじめとしたネット銀行をメインバンクにするユーザーは増えている(画像は「楽天銀行」公式サイトより引用)、『オトナライフ』より引用)

楽天銀行のうたうフィッシング行為が増えているのは、楽天銀行を利用するユーザーが増えている裏返しとも考えられる。楽天銀行をはじめとしたネット銀行は、決済手数料や基本利用料の安さを特徴になる傾向にあり、一般ユーザーだけでなく企業も口座開設やメインバンクに切り替える動きも生まれている。2022年末に発表されたTDBの調査結果では、楽天銀行をメインバンクにする企業は1,000社を突破しており、これはネット銀行業界でも飛びぬけた値である。

お金に関わる緊急情報となれば一大事。フィッシング組織は急成長株にも注目して悪用するだけに、楽天銀行ユーザーは気を引き締めることが肝心だ。

引用元:【楽天銀行 1 / 2】
出典元:【フィッシング対策協議会】
参照元:【TDB/PR TIMES】

文・オトナライフ/提供元・オトナライフ

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