6月12日の記念日として「恋人の日」というものがあります。
この記念日は、ブラジルから伝わったものとされていますが、果たしてどのような記念日なのでしょうか。
そこでここでは、「恋人の日」について解説します。
目次
6月12日は「恋人の日」
・「恋人の日」はどんな記念日?
・「恋人の日」はいつ・誰が制定した記念日?
本場ブラジルの「恋人の日」
・「恋人の日」の由来
・フォトフレームを贈りあう日?
6月12日は「恋人の日」
「恋人の日」の成り立ちやどのような記念日なのかを見ていきましょう。
「恋人の日」はどんな記念日?
6月12日にある「恋人の日」。
これはブラジルに伝わる記念日を日本にも持ち込んだ記念日です。
「恋人の日」はいつ・誰が制定した記念日?
「恋人の日」は、1988年に全国額縁組合連合会が制定しました。
これは、ブラジルでは「恋人の日」に写真を入れたフォトフレームを家族や恋人と交換しあうという風習があったことに由来します。
このフォトフレームをプレゼントしあうという風習に着目した全国額縁組合連合会が「恋人の日」のPR活動に力を注いできました。
本場ブラジルの「恋人の日」
「恋人の日」の始まりの地となるブラジル。
現地ではどのようにして成立した記念日なのでしょうか。
「恋人の日」の由来
恋人の日は、「パドヴァのアントニオ」と呼ばれる人物に由来する記念日です。
貴族の子供としてポルトガルで生まれたアントニオは、貴族にはならずフランシスコ会の普及のため活躍した13世紀の人物です。
説教師としての能力も高く、その話を人々は熱心に聞き広く慕われていましたが、北イタリアのパドヴァという地で1231年6月13日に亡くなりました。
まだ36歳という若さでした。
このアントニオは、パドヴァの他母国ポルトガルやブラジルの守護聖人でもあります。
そして結婚や愛、花嫁などの聖人でもあります。
また、命日に当たる6月13日はパドヴァのアントニオの祝日です。
これらの要素が組みあって、ブラジルでも知名度を誇るパドヴァのアントニオの記念日前日にあたる6月12日が「恋人の日」になったとされています。
ちなみに、アントニオスという名前は隠修士の祖である「大アントニオス」と同じなことから、区別するために「パドヴァのアントニオ」と呼称されるのが通例です。
フォトフレームを贈りあう日?
恋人の日とは言いますが、ブラジルでは恋人だけでなく家族や親しくしている人物などにも贈り物を交換する事も。
これは、「パドヴァのアントニオ」の説いていた愛について考える日だからなんだとか。
そして、プレゼントとして定番とされるのがフォトフレーム。
フォトフレームに互いの写真やツーショットの写真を入れて渡し合うのだとか。
たしかに、年に一度親しい人たちとそんな交流を重ねていけば思い出が増え、絆も深まっていきそうですね。