アート集団チームラボと、茶葉ブランドEN TEAによる茶屋「EN TEA HOUSE - 幻花亭」が、九州・武雄温泉の御船山楽園に、7月14日(金)から 11月5日(日)までの期間限定でオープンしました。

「EN TEA HOUSE - 幻花亭」は、御船山楽園で夏から秋にかけて開催中の、夜の森のミュージアム「チームラボ かみさまがすまう森 - ジーシー」内にオープン。EN TEAの茶にデジタルで描かれた花々が無限に咲き続け、そのまま飲むことができます。食文化が持つ文化的背景を再解釈し、デジタルアートで拡張することを試みるチームラボと、非効率的でも妥協しない”美しい茶”を追い求めるEN TEAが、コラボレーションしたアート空間です。

茶屋「EN TEA HOUSE - 幻花亭」に展示している作品《小さきものの中にある無限の宇宙に咲く花々》は、茶が存在して初めて生まれる作品。一服の茶を点てると、茶に花々が生まれ咲いていきます。器を手に取ると、花は散り、器の外へと広がっていきます。花々は茶がある限り無限に咲き続け、器の中の茶は、無限の世界となるのです。来場者は、その無限に広がる世界をそのまま飲むことができます。茶を飲み干すと、作品も消えてなくなります。
《小さきものの中にある無限の宇宙に咲く花々》© チームラボ
「EN TEA HOUSE - 幻花亭」がオープンした夜の森のミュージアム「チームラボ かみさまがすまう森 - ジーシー」は、雄大な森の中に、自然とデジタルテクノロジーが融合したインタラクティブなアート空間を創り出します。自然や廃墟を用いた20作品以上が展示され、九州・武雄温泉の御船山楽園で11月5日(日)まで開催中。

◾世界に広がる茶屋「EN TEA HOUSE」
「EN TEA HOUSE」は北京、上海、マカオにも常設されており、今後予定のジッダなど、世界に広がっていきます。
EN TEA HOUSE - 太虚境
北京「teamLab Massless Beijing」内
コンセプト動画「EN TEA HOUSE - 太虚境」
北京の「EN TEA HOUSE - 太虚境」では、無数の光の球体群と闇の球体群が埋め尽くす空間で、茶を飲む体験ができます。茶は光を灯し、飲もうとして持ち上げると、強く輝き、周辺の球体群に次々と呼応していきます。球体群は、視覚的にははっきりと見えるにも関わらず、物理空間には存在しないため、触れることも掴むこともできません。存在とは何かを問う作品です。

また、それぞれの茶は異なるリズムで明滅していますが、やがて近くの茶同士が引き込み現象を起こし、光のリズムが揃っていきます。更に、茶は、チームラボによる新しい概念の色で光っています。茶の光の色は、遠くから見た時は、全く変化せず同じ色であり続けますが、凝視して見ると、常に変化し続けていることから、時間の概念が生まれます。

EN TEA HOUSE - 幻花亭
マカオ「teamLab SuperNature Macao」内

マカオの「EN TEA HOUSE - 幻花亭」では、茶に花々が生まれる《小さきものの中にある無限の宇宙に咲く花々》に加え、凍結された茶の作品《茶の木》も展示。
凍結された茶を置くと、そこから茶の木が生え茂っていきます。多くの凍結された茶を置くと、やがて、茶の園になっていきます。茶の木は、秋の終わり頃、花を咲かせます。凍結された茶を移動させると、茶の木は枯れ、新たな場所で再び生え茂ります。
EN TEA HOUSE 応灯楼
九州・武雄温泉「御船山楽園ホテル」内

「EN TEA HOUSE - 応灯楼」は、呼応するランプが広がる御船山楽園ホテルのロビーにあるティーハウスで、EN TEAの茶と茶菓子を提供しています。
