7月15日(上り中潮、新月)、約3年ぶりの夜メバル釣りへ。道中、山口県大島郡の、かめや釣具大島店にてエサや仕掛けなどを購入し、藤谷渡船が係留している片添海浜公園に向かった。出港30分前に到着し、出港の準備を整え、すぐさま荷物を積み込んで定刻の午後5時に出港。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・横田宏徳)

沖磯でのエサメバル釣りで25cm頭に本命25尾【山口】ノベザオで挑戦

沖磯で夜メバル釣り

出港して約1時間後、3年前に渡ったことがある愛媛県に属する津和地島の「水道ハナレ」というところに渡った。目の前には津和地島の砂浜と地磯が見えるが、渡った磯周りは沈瀬が数多く点在し、潮通しもすこぶる良いポイント。ただ、今回は前日までの雨のせいなのか、出港地からやや濁り気味になっているのが気がかりである。

沖磯でのエサメバル釣りで25cm頭に本命25尾【山口】ノベザオで挑戦夜メバルのタックル(提供:週刊つりニュース西部版APC・横田宏徳)

仕掛けはメバル釣り専用のノベザオを使用、ハリとガン玉と蛍光球(ルミコ・イエロー)をセットしたシンプルなものとした。前回のポイントと比較し、潮通しはかなり良いので、ガン玉オモリも3Bから1号までを潮の強弱に合わせて使い分ける。エサは青ケブで、翌朝6時までの釣りのため200g用意した。今回は上げ潮から下げ潮、潮止まりを経て下げ潮から上げ潮での釣りになる。

潮溜まりを狙う

準備が整い、薄暗くなった7時30分ごろから釣り開始。ここのポイントは潮流れの強さや角度が頻繁に変わるので、当て潮によって発生する磯ギワの潮溜まりを重点的に狙うこととし、状況に応じて釣座を積極的に変えていく。第1投目から当て潮を利用して瀬ギワや沈瀬の潮だまりになっているところを探っていくが、前日までの雨の影響なのか、魚気が感じられない。そんな状況は上げ潮が動いている10時ごろまで続く。

沖磯でのエサメバル釣りで25cm頭に本命25尾【山口】ノベザオで挑戦 津和地島・水道ハナレのポイント(提供:週刊つりニュース西部版APC・横田宏徳)

下げ潮に変わった11時ごろにようやく潮だまりでうまく仕掛けを止めることができた時に何とかアタリを拾うことができた。アタリがあってすぐにアワせるのではなく、サオ先を送り込むことでハリ掛かりしやすくする。

潮の流れや角度が頻繁に変わっていくので、釣りづらい状況。なかなか数を重ねることができない。日をまたいで午前1時すぎには完全にアタリが止まったので3時まで寝ることにした。

25cm頭に本命メバル25尾

3時に目が覚め、釣り再開。上げ潮が転じているようで磯ギワの潮だまりに潜んでいるメバルを重点的に狙ったものの前日からの雨の影響が残っているのか、まったくアタリはなく、そのまま6時すぎの回収の時間を迎えた。

全体的にも釣果の方はいまいちの模様ではあったが、何とか20~25cmくらいのメバル25尾釣り上げることができた。状況は悪かったが、3年ぶりの夜メバル釣りができたので、それだけで十分満足の釣行だった。

沖磯でのエサメバル釣りで25cm頭に本命25尾【山口】ノベザオで挑戦 沖磯での夜メバルの釣果(提供:週刊つりニュース西部版APC・横田宏徳)

青ケブエサによる夜メバル釣りシーズンは大体9月いっぱいまで、今後12~1月にかけてはモエビまきによる釣りも堪能できるとのこと。

潮回りやスケジュール、天候などの条件がそろわないとなかなか行けない釣りなので、いつになるのか分からないが機会をうかがって再度チャレンジをしてみたい。

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<週刊つりニュース西部版APC・横田宏徳/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
津和地島の沖磯
渡船:藤谷渡船
この記事は『週刊つりニュース西部版』2023年8月4日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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