関係者はサンに、夫妻は小説のテーマの「とりこになった」と語っている。夫妻の製作会社アーチウェル・プロダクションは、380万ドル(約5.5億円)を投じて、映画化権を購入した可能性があるという。

は、今回の映画化権の獲得について、「自己中心的で、被害者王の頂点に自らを置き続けるという、うんざりとする熱意のあらわれ」と指摘。「自分たちの経験を超えた世界について考えが及ばず」、他人の作品を通じて「自分たちが入念に作り上げた物語をただ洗浄しているだけ」と批判した。

ヘンリー王子夫妻とNetflixは2020年、複数年にわたり、1億ドルの契約を締結したと伝えられている。これまでに、ドキュメンタリーシリーズとしては過去最高の視聴時間を記録した「ハリー&メーガン」や、ネルソン・マンデラに着想を得て製作された番組「」が放送されてきた。来月には、傷痍軍人のためのスポーツ大会「インヴィクタス・ゲーム」をテーマにした番組が配信される。