都市伝説「ミミズバーガー」の話は誰もが一度は耳にしたことがあるだろう。ハンバーガーチェーン店（主にマクドナルドを想定して語られる）で使用されているパテにミミズのひき肉が使われているというものだ。アメリカ発の都市伝説とされるが、日本でも広く知られており、無数のバリエーションが生まれた。
現在ではミミズバーガーは真実ではないというのが定説となっている。というのも、食用ミミズは牛肉よりも高価であり、調理に手間がかかる上、味も良くないからだという。
だがこの度、米オハイオ州でミミズバーガーならぬワームバーガーを口にしてしまった女性が現れ、ネット上で話題になっている。
英紙「Daily Star」（6月3日付）によると、19歳のイヤンナ・マルーナさんが、マクドナルドのチーズバーガーを購入、それにかぶりついたところ、中からミールワーム（ミルワーム）が出てきたという。
ミールワームとは小動物の飼料として利用されることもあるゴミムシダマシ科の昆虫の幼虫だ。幸運なことにイヤンナさんはギリギリでそれを食べずに済んだが、発見した瞬間は胃がひっくり返りそうになったと話している。
「最初はカビだと思って混乱しましたが、よく見たらカビではなくウジ虫かミールワームでした。信じられないくらい嫌な気分になって、吐くのを我慢していました」（イヤンナさん）
当然ながらイヤンナさんはこの件について店にクレームを入れた。ミミズバーガーの都市伝説なら、店長が少なくない口止め料を渡しながら「どうかこの件は内密に……」といくところだが、彼女が渡されたのはたった2枚の無料クーポンだった。この対応にイヤンナさんは激怒している。
「馬鹿げた対応です。第一、私は食欲を失っていて、別のハンバーガーが欲しかったわけじゃありません。第二に、マクドナルドには十分に嫌な気持ちにさせられたので、無料の商品なんてどれも望んでいません。私は返金してもらいたかったんです」（同）
イヤンナさんは過去にマクドナルドでアルバイトをしていたこともあるそうだが、その時の不快な経験も含めて、「もう二度とマクドナルドを利用することはない」と断言している。
ミミズバーガーよりも恐ろしいワームバーガー。決してお目にかかりたくないものだ。
参考：「Iyannah Maruna（Facebook）」「Daily Star」「ミミズバーガー（Wikipedia）」「世にも奇妙な都市伝説」ほか
関連キーワード：都市伝説, ミミズ, マクドナルド, ハンバーガー 文＝S・マスカラス（TOCANA編集部）
提供元・TOCANA
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