DF:エンリケ・トレヴィザン(FC東京)
試合開始早々、MF松木玖生のゴールで幸先よく先制した今第22節のFC東京。しかし、その後はセレッソ大阪の猛攻を受ける場面も多く、勝利への道のりは決して簡単なものではなかった(1-0)。そんな激しい攻撃に対して、DFエンリケ・トレヴィザンは最後の最後でゴールを許さないプレーを数多く披露。90分にわたり高さと強さ集中力を保ち、再三送り込まれるクロスボールを弾き返し続けて連敗阻止に貢献した。

MF:井上潮音(横浜FC)
J1残留争いから抜け出すためにも、中断明けは勢いをつけたい横浜FC。ホームであるニッパツ三ツ沢球技場に首位ヴィッセル神戸を迎えた今第22節は、2-0で見事勝利を収めた。長い時間ボールを握られる難しい展開の中、MF井上潮音は古巣神戸を相手に高いパフォーマンスを発揮。中盤でのつなぎはもちろん、華麗なミドルシュートで先制点も挙げ、少ないチャンスを活かす技術と勝負強さで勝利を呼び寄せる原動力となった。

MF:ダワン(ガンバ大阪)
2023シーズン前半戦は開幕から6戦勝ち無し。第7節でようやく勝利を挙げるも、以降5連敗を含む7戦勝ち無しと苦しい時期を過ごしたガンバ大阪。しかし5月28日の第15節以降は、無敗で7月の中断期間を迎えていた。今第22節では川崎フロンターレと対戦。4-3と打ち合いを制して連勝を3に伸ばした。この激闘に終止符を打ったのは、終了間際の勝ち越しゴールを挙げたMFダワンだ。最終盤に得たセットプレーのチャンスに、得意の頭で合わせてチームに4点目をもたらし、中断前からの勢いを維持するかのような勝利に貢献した。

MF:樋口雄太(鹿島アントラーズ)
北海道コンサドーレ札幌を相手に3-0の快勝で好スタートを切った、中断明け第22節の鹿島アントラーズ。MF樋口雄太は、3ゴール全てに絡み勝利の立役者となっている。開始早々にゴール前へのスプリントから得点を挙げると、セットプレーから再三に渡り精度の高いボールを供給し続けアシストも2つマーク。前線でのプレスの役割も積極的かつ効果的に果たし、攻守における活躍で勝利に大きく貢献した。
