アルビレックス新潟所属DF田上大地は、今月5日に行われた明治安田生命J1リーグ第22節・名古屋グランパス戦で先発出場。名古屋MF野上結貴の足を踏んだシーンで注目を集めているが、DAZN中継で解説を務めた福田正博氏のコメントが議論の対象となっている。
田上は前半32分、ペナルティエリア左側から右足でシュートを放つ。GKミッチェル・ランゲラックにシュートを止められた後、スライディングでシュートブロックを試みた野上の左足を踏みつけて試合は中断。VAR(ビデオアシスタントレフェリー)が介入すると、主審はOFR(オンフィールドレビュー)の末に田上にイエローカードを提示している。
ただ福田氏は、田上が野上の足を踏みつけた行為は、一発退場に値すると主張。前半終了後に「(田上は)退場でいいと思います。かなり意図的に踏んでいますからね。確認して踏んでいるように見えるんでね。ちょっと印象はかなり悪いですね」と語ったほか、試合終了後にも言及。複数回にわたり「印象悪い」と批判するなど、田上のプレーに対して厳しいコメントを残している。
再三にわたる田上に対する福田氏の厳しいコメントは、X(旧ツイッター)上で話題に。「何度もしつこい」「田上選手がかわいそう」などの声が噴出。過度な批判や誹謗中傷、名誉毀損につながる可能性が指摘されているほか、中には「DAZNに苦情を申し入れた」と報告するSNSユーザーもおり、X上で「福田正博」がトレンド入りしている。
田上は試合後、Xを更新。野上の足を踏みつけたシーンについて以下のように釈明している。
「名古屋グランパスの野上選手の足を踏んでしまった事は事実ですが、決して故意に踏んではいません。しかし、一歩間違えれば大きな怪我に繋がりかねないプレーだったので、反省してます。野上選手の怪我に繋がらず、本当によかったです」
「試合後も野上選手に謝罪させていただきました。両チームの熱いサポーターの皆様が作り出した素晴らしい雰囲気のスタジアムの中で、あのようなプレーが今後起きる事のないよう、気をつけます」
本人が「故意ではない」と説明しただけに、「意図的に踏んでいる」と解説した福田氏への逆風が強まっている。