JFL(日本フットボールリーグ)所属の高知ユナイテッドSCは今月1日、『一般社団法人WellBeing協会』とのメインスポンサー契約締結を公式発表。2日の天皇杯4回戦・川崎フロンターレ戦でユニホームシャツ前面(胸)部分にロゴを掲出していたが、周囲からの批判が相次いだことにより契約解除に至っている。
両者の契約締結を巡っては、X(旧ツイッター)上でWellBeing協会の実態や活動内容を疑う声が噴出。「今の令和天皇は自閉症です」などといった天皇陛下に関する内藤晴輔代表理事の過去発言が拡散されたほか、スポンサー契約の見直しを求めるSNSユーザーが多く見られている。
すると高知SCは4日、WellBeing協会と双方合意の上で契約を解除すると公式発表。今回の契約解除に伴い、同協会はクラブ公式サイトを通じて以下のようなコメントを残している。
「先立ってお知らせさせていただきました、高知ユナイテッドSCとのメインパートナー契約につきまして、皆さまにご報告致します」
「私たちは、かねてより、文化・農業・子どもたちの支援をしてまいりました。この度は、『子どもたちに夢を与えることで、地域貢献をしてくれている選手たちを応援したい』という想いから、この度の契約にサインさせていただきました」
「ところがこの契約に対し、批判がクラブの方に寄せられたということで、私たちが応援したいと考えている選手たちの精神を不安定にしたり、迷惑のかかる可能性のある出来事が生じました。それは大変残念なことであり、私たちの想いとは異なりますため、そのような迷惑のかからないよう、メインパートナー契約を解除させていただくことを決断いたしました」
「この度のメインパートナー契約を喜び、応援してくださった皆さま、本当に有難うございました。
同時に、皆さまのご期待に添えず、申し訳ございませんでした。今後も、私たちが、子どもたちの夢を背負って邁進する選手たちを応援する想いに変わりはございません」
「この度の心温まる応援に感謝申し上げますと同時に、今後とも皆さま変わらず、高知ユナイテッドSCを、応援していただけましたら幸いです」