ケリングが「ヴァレンティノ」の株式30%を約2584億円で取得
(画像=『SEVENTIE TWO』より引用)

「グッチ(GUCCI)」や「サンローラン(Saint Laurent)」などを擁するケリング(Kering)は7月27日、カタールの投資事業会社のメイフーラ(Mayhoola)から「ヴァレンティノ(Valentino)」の株式の30%を取得する契約を締結したと発表した。取得額は17億ユーロ(2584億円*)。この契約には2028年までに「ヴァレンティノ」の株式の100%を取得するオプションが含まれている。

ケリングとメイフーラは戦略的パートナーシップを締結しており、今回の契約によりメイフーラがケリングの株主になる可能性がある。メイフーラは投資事業会社で、「ヴァレンティノ」を始め「バルマン(BALMAIN)」「パル ジレリ(Pal Zileri)」などを所有している。「ヴァレンティノ」は現在、25カ国以上に211の直営店を展開しており、2022年には14億ユーロ(2128億円*)の収益をあげている。

ケリングの会長兼CEOフランソワ・アンリ・ピノー(François-Henri Pinault)は、「メイフーラのオーナーシップの下でのヴァレンティノの進化に感銘を受けており、メイフーラがケリングをパートナーとして選んだことを非常に嬉しく思っています」とコメントしている。

*1ユーロ=152円換算(7月28日時点)

文・高村 学/提供元・SEVENTIE TWO

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