ニゴイ
ユーモアのあるルックスが憎めない魚だが、こちらもシーバスフィッシングのゲストとしてかなり有名だ。浅い場所に多く、特に淡水域に近付くと釣れる。
ボラ同様かなり雑食で、小魚、藻類、イソメ類、貝類など、好き嫌いはないようだ。ミノー系にも反応は良いが、バイブレーションでボトム(底)付近を中心に狙うと、思わぬ良型に出会える。アタリはもっさりとしているが、暴れ出すとかなり引くので狙って釣っても面白い。
マゴチ
これが釣れたらラッキー!と、筆者は思ってしまう。こちらもクロダイ同様、最近河川で釣れている。本来のシーズンは夏だが、晩秋になっても釣れるので、シーズンはけっこう長い。
ボト厶(底)にへばりついていると思いきや、遊泳力もかなりのもので、水面近くのベイトも捕食している。バイブレーションやワームのリフト&フォールが有効。食味は、見た目とはうらはらに白身で上品な味わいだ。
ウナギ
真夏の風物詩のウナギは、本来ミミズやゴカイなどで釣るが、意外にもミノーやバイブレーションにも度々ヒットしてくる事がある。生息環境はかなり劣悪で、ヘドロ混じりの砂地を好む。
夜間に釣れる事が多く、かなり浅い場所にまでエサを求めてやって来るので、ナイトゲームが主だ。イソメやミミズの他、小魚や貝、魚の死骸にも寄ってくる。ゆえに、ルアーにもヒットするのだろう。食べても美味しいゲストでもあるが、小さいものはリリースしてあげたい。
観察眼を持つ
シーバスフィッシングをしていると、このように様々なゲストが釣れる。この他にも、テナガエビやハゼ、メッキ、ウグイなどにも出会える。筆者がシーバスを釣るのは主に河川だが、地元の千葉には大小様々な河川が存在する。
そして、小河川になればなるほど泥や砂地が増え、水際にはアシなどの植物が豊富だ。この植物の根本には、エビやカニが多く生息し、豊かな環境を育んでいる。そのおかげで様々な魚が集まるのだ。このように、釣りをするフィールドを観察する事はとても重要だ。
食べないのならリリースを
ゲストの中にはウナギやマゴチなど、食べれば美味な魚もいる。しかし、シーバスをルアーで釣る時には、魚を保管するクーラーBOXを持って行かないアングラーも多いと思う。筆者も基本キャッチアンドリリースなので、クーラーBOXは持って行かない。そんな時には優しくリリースしてあげよう。
どうしても持って帰るならば、血抜きをし、近くのコンビニで氷などを用意して大事に持って帰ろう。美味しく食べるのも当然アリだ。この夏は日中とても釣りが出来る状態ではないが、夕方~夜間は気温も下がって釣りやすい。一発大物のシーバスを狙うのも良いが、たまには浮気して魅惑のゲストを狙ってみるのも面白いだろう。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>
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