未来の住宅の実現を目指す2社の取り組み

社会課題解決へつながる住まいづくりに取り組むミサワホーム。2021年に建設した「グリーン・インフラストラクチャー・モデル」を、業種の垣根を越えたソリューション開発や実証実験を行うイノベーションフィールドとして提供しています。

富士通は、1980年代から生体認証の研究に取り組み、PCやスマートフォンなどの個人利用端末のアクセス管理だけでなく、災害時などに身ひとつでさまざまなサービスを利用できる社会の実現に向けて研究開発の領域を広げてきました。

そんな両社は、「2030年の暮らし」をコンセプトに、住まい自体が社会を支え、持続させるためのインフラとなる、未来の住宅の実現を目指し、2021年より議論を重ねています。

その中でミサワホームは、常時認証技術で実現し得る新しい暮らしの可能性に共感し、実験場所の提供や機器を空間に溶け込ませる工夫など知見の共有を行い、このたびの実用化に向けた共同実験に至りました。

(文・Higuchi)