業界人も「嘘で作り上げたブランド」

ロスで活躍する著名な映像監督からも、リゾを非難する声が上がった。

アカデミー賞にノミネートされたこともあるソフィア・ナーリ・アリソン氏は、自身のTwitterを更新し、2019年にリゾのドキュメンタリーの撮影に同行した際、「見下された」ため、「2週間で(その仕事から)離れた」と明かした。リゾは、「傲慢で自己中心的、思いやりのない」人物だと非難。具体的な説明はなかったものの「ガスライト(心理的な虐待)」され、「深く傷つけられた」と綴っている。

アリソン氏は別の投稿で、リゾは「極めて有害で、敵対的な職場環境を作り上げている」「ナルシストないじめっ子で、嘘でブランドを作り上げた」と厳しく批判し、訴えを起こしたダンサーらへの支持を表明した。

また、歌手でリゾの元クリエイティブディレクター、クイン・ホイットニー・ウィルソンもSNSで、この問題に光が当てられたことを歓迎すると。「自分自身の体験でもあり、深く悲しんでいる」と心境を綴った。元ダンサーも「私の経験と同じ」と告白し、訴えを起こしたダンサーの勇気を称えた。

リゾは3日、訴えに対し「通常、虚偽の申し立てには応じないが、放置するにはあまりにひどい」と声明を発表。対抗する姿勢をみせている。