興味なくして創造はありえない

コンテンツやアートなど、クリエイティブな仕事をする上ではその分野に興味関心がないと絶対にできない。だから創造系の仕事をする人は「仕事で仕方がなく」という感じではなく、「仕事、プライベートの時間関係なく、とにかく興味があるから触れ続ける」といったコミットメントが必要だと思っている。

自分の場合は記事を書いたり、動画を出したり、人前で話すことをしているが、その内容はいずれも「経験・知識・スキル・実績」の4つとも揃っていることしかできない。たとえば本やネットの情報だけをかじったはいいものの、未経験で何の実績もない分野のことは何も書けないし話せない。英語やビジネスといった分野なら何時間でも話し続けられるが、たとえばネイルやキャバクラといった未経験分野のことは一言もコメントできないし、たとえネット記事をかじっても2-3記事以上は書けないだろう。

これは法務だろうが経理だろうがマーケティングだろうが、あらゆる仕事でも通じると思っている。「稼げればなんでもいい」で飛び込んでも、興味がない分野はやっていて苦痛だし、余暇時間に積極的に知識や技術を学ぼうとも思わない。だからライバルに差をつけられてしまい、仕事でパフォーマンスが出せないから最初から撤退することが約束されているようなものである。

仕事でも勉強でも、やる以上はドンドン知識や技術を伸ばしたいと思うものである。しかし、「市場価値がある仕事だから」とか「今学んでおくと将来有利だから」といった条件だけで選んでも興味がないから続かない。だから学びたい分野、仕事をする分野は「知的好奇心が持てるか?」を必ず確認するべきだと思っている。

 

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