科学コミュニケーション、英語ではScience Communicationは、国民一般、つまり科学の非専門家に科学について伝えるコミュニケーション技法である。米国連邦政府で科学技術研究開発費の配分を担当するNational Science Foundation(NSF)は、科学コミュニケーションの意義について次のように説明している。

誰もが研究者と視点を共有しているわけではない。ビジネスマンや女性、アーティスト、政治家、作家、弁護士、投資家などは皆、世界を異なる視点で見ている。国民の健康・繁栄・福祉・国防等のために科学の進歩を促進するというNSFの使命の下で、研究者が多くの時間と労力を費やしていることについて理解を増進するのが科学コミュニケーションである。

科学に関するプレインランゲージ・ガイドラインを作成しようという提案がISO TC 37(言語及び専門用語)に出ている。プレインランゲージは科学コミュニケーションに資する。

日本学術会議もプレインランゲージによる科学コミュニケーションについて学んで欲しいものだ。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

【関連記事】
「お金くばりおじさん」を批判する「何もしないおじさん」
大人の発達障害検査をしに行った時の話
反原発国はオーストリアに続け?
SNSが「凶器」となった歴史:『炎上するバカさせるバカ』
強迫的に縁起をかついではいませんか?