今後の展開
今回の名寄せの取り組みにより、イベントに適切な粒度でのインデックス付与が可能になります。このインデックスは、協調フィルタリングなどのレコメンド手法とも相性が良いことが期待されているようです。
今後は、本質的な顧客ニーズを捉えたイベント商品のレコメンドエンジンの開発に取り組む構え。また、名寄せ結果をデジタルマーケティングの分析に活用し、よりきめの細かいサービス改善を実現したいとのことです。
さらに、同ロジックは、さまざまな業界のデータに対して横展開の可能性を秘めていると考えられています。例えば、ECサイトのレコメンド表示枠を活用し、顧客により多くの選択肢を提供するといった応用法もあるようです。
株式会社リンクバルは、2023年5月11日(木)に、主にtoC企業を対象としたAIソリューションを提供する子会社・株式会社MiDATA(マイデータ)を設立。データの名寄せを含む、ソリューション開発のサービス提供を推進していく方針です。
(文・Higuchi)