ハゼ釣り。夏から秋にかけて楽しい釣りの1つだが、最近ではルアーや食品でも釣れる事がわかって来た。虫エサがどうしてもダメな女性や子供の救世主とも言える。そして今、1番釣れてなおかつ釣り具屋さんで簡単に手に入る最強とも言えるエサがある。それが、ホタテだ。「ハゼホタテ」という商品で釣り具屋さんで手に入る(500円前後)。今回はこのハゼホタテを、誘いやすい形状をしたオモリ「ブラー」を使用した、ブラー+ハゼホタテの最強コンビを紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)
ハゼホタテの凄さ
それではこの新しいハゼ釣りのエサ、ハゼホタテについて筆者なりのレビューを素直に書いてみたい。(あくまでも個人の感想です。)
一言で言えば、「ハゼ釣りにイソメはいらないな」と思ってしまった。かなり釣れると断言出来る。色々な河川で試したが、どの河川に行っても変わらず釣れるし、保管して何日か経っても釣果は落ちない。ホタテ恐るべしだ。
針への付け方とエサ持ち
気になるのは針への付け方とエサの持ちだったが、貝柱を針に刺すだけでも十分エサ持ちする。少し濡らすとまとまって付けやすいし、数十メートル飛ばしても取れない。
ホタテは2つしか入っていないが、エサ付けは数本の貝柱を付けるだけで十分釣れるので、何回も使える。常温で保管できてチャック付きなので、臭わないのもありがたい。このエサさえあれば、誰でもハゼ釣りを1日楽しむ事が出来ると感じた。
ハゼを数釣るためのコツは誘い
基本の釣り方は、竿を上下して誘いをかける事だ。こうすればブラーがヒラヒラと踊って、投げなくても釣れる。投げて巻いてもゆらゆらと誘いが掛かるので、投げて巻くだけでも十分ハゼへのアピールになる。
さらに欲張って数釣るためのコツは、底に付いたらできるだけ底から離さず誘い続ける事だ。底を小突くイメージを持つと分かりやすい。ハゼは動くものに興味を持つので、動かして自分の足元まで丁寧に探ると釣果は倍増する。
他の代用エサもテスト
これだけハゼホタテが釣れると、ホタテが釣れるなら他の食品でも釣れるのではないか?当然そう考えたくなる。
そこで、ちくわとエイヒレを買ってハゼホタテとそれぞれ検証してみた。ちくわは魚介のすり身とアミノ酸で味付けしてありとても美味しい。一方、エイヒレは強烈な臭いでお酒のお供に最高だ。この臭いに期待した。
ちくわとエイヒレは惨敗
しかし、結果はどちらもハゼホタテに遠く及ばなかった。ちくわはほぼ無反応だが、カニに大好評だった。エイヒレは川にいたクサフグが先に反応してしまったが、ハゼには効かなかった。特にエイヒレは、遠くからクサフグが寄って来るほどの集魚力があるが、なぜハゼは釣れないのか不思議だ。これは今後も検証してみたいと思う。