静岡市に、古民家でゆったりとした贅沢な時間が過ごせる宿「鞠子 工芸ノ宿 泉ヶ谷(いずみがや)」が誕生。
旧東海道の宿場町、鞠子宿(まりこじゅく)にある、築100年の古民家を含む全5棟をリノベーションした癒しの宿。四季の移ろい、自然の恵み、史跡などを楽しんでみては。
日常を離れ、緑豊かな自然とくつろぎの空間に泊まる
宿場町である鞠子宿は、旧東海道の要所として多くの旅人で賑わい、数多の歴史を目の当たりにしてきた。
その鞠子宿の自然豊かな里山にたたずんでいた古民家を改修し、大切に紡がれたものを再編集することで、今また新たに体感できる宿として「鞠子 工芸ノ宿 泉ヶ谷」が誕生した。
全5棟の客室
同宿には、全部で5棟の客室がある。その一部を見てみよう。
「和」は、定員が2名の部屋。プライベートサウナで汗を流したら、空が望める整い場で火照ったからだを休めよう。
「楽(らく)」は、定員が4名の部屋。土間でつながる空間が印象的なメゾネットで、庭の木々が四季折々の風情を彩る。
「土間」は、定員が2名の部屋。長い土間が特徴的で、建物の一角に造られた箱庭が、部屋に奥行きをもたらし自然との調和を感じさせてくれる。
工芸と過ごす宿
同宿は「工芸ノ宿」泉ヶ谷だ。それぞれの道において一線で活躍する職人が、その技術を惜しみなくそそぎ、つくり上げた工芸品の数々と同じ時を共有できる。
間近で工芸にふれ、脈々と受け継がれてきた技をじっくりと堪能したい。
お茶の香りのロウリュで極上のととのいを体験
同宿では、それぞれの客室にプライベートサウナを完備している。時間に縛られず、サウナで汗を流し、お茶の香りのロウリュを楽しむことができる。
また、各部屋の浴室には檜の風呂はもちろん、檜でつくられた水風呂を設置しており、リラックスできるチェアを用意した整い場でからだをととのえ、旅の疲れが癒せるようになっている。
また、こだわりのアメニティや備品の数々は、どれをとっても快適に心地よいものが備え付けられている。この宿で過ごす時間が特別で上質なものになるように、思いを込めてひとつひとつ選び抜いたものだ。
駿河湾の海の幸、山の恵み、土地の旬を堪能する
同宿の夕食付プランは、県外からも多くのゲストが訪れるレストラン「Simples」にて味わえる。
選りすぐりの駿河湾の海の幸に地産の食材を合わせ、その日、ここでしか味わえない最高の料理に仕上げている。
日常から離れ、丹精込めてつくられた工芸品に囲まれた館内、檜風呂やプライベートサウナでリラックスすれば、自分らしい呼吸のリズムをきっと取り戻せるだろう。
鞠子 工芸ノ宿 泉ヶ谷
所在地:静岡県静岡市駿河区丸子3240-1
(田原昌)
※敷地内一部改修工事のため、8月2日(水)現在、和・土間・蔵の部屋が予約可能