株式会社フォーイットが全国の10代~60代までの男女500人を対象にリスキリングとして、「学び直すとしたらどんなスキル・技術を身につけたいですか?」とアンケート調査した結果(複数回答あり)、男女別・年代別などで特徴がみられました。

向上させたいスキルの項目としては、「画像・動画編集スキル」、「マーケティングスキル」、「プログラミングスキル」、「営業スキル」、「財務・経理スキル」、「事務スキル(Excel・Powerpointなど)」、「ライティングスキル」、「コンサルティングスキル」、「マネジメントスキル」、「語学スキル」、「その他のスキル」を挙げています。

全体では「画像・動画編集スキル」が人気

全体としてもっとも多い回答は「画像・動画編集スキル」(33.8%)となりました。次いで「事務スキル(Excel・Powerpoint等)」(33.0%)、「語学スキル」(32.6%)と続いています。

女性のほうが事務関連のスキルに関心が高い

男女別にみると、多くの項目で男性の回答率が女性を上回る結果となっている一方、「事務スキル(Excel・Powerpointなど)」と「財務・経理スキル」の2つは女性のほうが男性の回答率を超えています。特に「事務スキル(Excel・Powerpointなど)」では、男性が27.6%であるのに対して女性は38.4%と10%以上もの差が開いていて、女性のほうが事務関連のスキルに関心が高いことがわかりました。

令和3年の厚生労働省のデータによると、女性の職業別雇用者数のうち最多の29.5%が「事務従事者」となっており、事務職は女性に人気の職種といえるため、事務関連のスキルを学びたいという人が多いことが伺えます。

10代~40代で人気のIT関連スキル、60代では低調

年代別にみると、「画像・動画編集スキル」や「プログラミングスキル」が10代から40代までの幅広い世代で安定した回答率となっています。しかし、60代では「画像・動画編集スキル」は20.0%、「プログラミングスキル」は10.0%と低い水準となりました。

その一方、60代で「語学スキル」を学びたいという人は44.0%にもおよび、ほかの年代よりも高い水準に。60代の人はリスキリングに関心がないわけではなく、パソコンやITに関わるスキルにハードルを感じている可能性があります。