テンヤもアタり始める
朝イチは天秤仕掛けへの反応が良かったが、何度かポイントを移動すると、9時過ぎからテンヤ仕掛けの釣り人にもアタリが出始める。天秤仕掛けで釣れるタチウオと比べると、一回りサイズが大きい。
テンヤ仕掛けを選んだ小菊編集長も順調に釣れているようだ。河野さんは序盤に苦戦していたものの、最終的には1m級の本命を釣り上げていた。
1m級タチウオを手中
いくつかポイントを回ったが、後半は天秤仕掛けにアタリが来ない。誘い方を変えてみたり、エサのサイズを変えてみたりと試行錯誤を繰り返したものの、効果的な方法を見つけられずに苦戦する。
今日はもうダメかなと諦めかけたそのときに、ビビビっと竿先にアタリが来る。電動リールをゆっくりと巻いて仕掛けを回収するが、暴れ方が今までの魚よりも大きい。どうやら掛かった魚のサイズに期待が持てそうだ。
水面まで仕掛けを上げて、魚を慎重に取り込む。上がってきたのは1m級のタチウオ。天秤仕掛けでは、なかなかの良型だ。
最終釣果
13:00を過ぎたあたりで沖上がりとなったため、納竿。最終的に8尾のタチウオを手中に収めることができた。前半はテンポよく釣れたが、後半で失速。ツ抜け達成とはいかなかったが、初めてのタチウオ釣りにしては上出来ではないだろうか。
小菊編集長は後半に数を伸ばして8尾、河野さんも良型を1尾キャッチしており、つりニュースのメンバーは全員安打を達成できた。ちなみに当日の竿頭は10本で、レンタルタックルを使用していたお客さんだった。
釣れたタチウオは美味しく調理
旬を迎えたタチウオは脂が乗っていて、刺身や炙り、天ぷらにして食べると美味しいと小菊編集長から教えてもらった。
家に帰ったら、悪くならないうちにタチウオを捌いていく。タチウオはウロコがないので、下処理がとても簡単だった。1m級の個体は抱卵しており、調べてみるとこれも食べられるらしい。
身は刺身と炙り、卵は煮付けにしていただいた。食べきれない分は、後ほど別の料理法で食べようと思う。天秤仕掛けのタチウオ釣りは、初心者でも十分に釣果が期待できる。興味がある方はぜひチャレンジしてみてほしい。
<藤田浩平/TSURINEWS編集部>
小川丸
出船場所・大津港