世界の最新金融ニュース、マーケット情報、市場の分析や、マーケットデータ、金融情報などを発信しているアメリカの企業Bloombergによると、Appleの紛失防止タグAirTagを、スーツケースに埋め込む旅行者の数が増えているそうだ。AirTagは2021年の春に発売されたものだが、市場調査会社YipitData曰く、AirTagの売上数が本当に増えはじめたのは2022年春ごろで、フターコロナの旅行客の増加時期とちょうど重なっているのだとか。アフターコロナとなり、AirTagが再び注目を浴びているのは、一体、なぜなのだろうか。
パスポート、お金、そしてAirTagが旅の必携アイテムに
新型コロナの流行が終息を迎え、コロナ禍の時間を取り戻すかのように、大挙して出かける旅行客やその荷物の多さの対応に、航空会社は悪戦苦闘しているようだ。コロナが流行する以前からも荷物の紛失はあったものの、現状、利用客としてできる対策は取っておくに越したことはなさそうだ。その影響もあってか、アフターコロナの飛行機に乗る際に、必要なもののリストがパスポート、お金、AirTagに更新された、とBloombergは述べている。
直近にも、「AirTagのおかげで空港に置き去りにされた荷物を発見。自力で取り戻したマジシャン」という事案があった。マジシャンの男性が荷物紛失を訴えたが、航空会社に十分な対応をしてもらえなかったため、全額払い戻し保証がついた航空券を購入して再入場し、AirTagの情報を元に自力で荷物を見つけ、窓の外にポツンと取り残されていた荷物を取り戻したという経緯だ。この場合、もしAirTagを付けていなかったとしたら、いまだに荷物は見つかっていなかったかもしれない。
AirTagが航空会社のシステムを変える!?
上記の事案のような、旅行客の急増による荷物の紛失が多発するようならば、AirTagは本当にマストアイテムと言えるだろう。そして、実際に多くの旅行者が自身のスーツケースにAirTagを仕込むようになった結果、顧客の荷物を紛失してしまわないように、航空会社や手荷物取り扱い会社が設備を向上させることにつながったらしい。
さらに、航空会社の荷物追跡データとトラッカーの情報を相互補完するための方法も模索されており、近い将来スーツケースがなくなりにくい、新たなシステム導入につながるかもしれない。要は、AirTagが荷物の紛失の抑止力となっていることには間違いなさそうだ。AirTagに、アップル社に、感謝。
引用元:【Bloomberg】
参照元:【iPhone Mania】
※サムネイル画像(Image:Wachiwit / Shutterstock.com)
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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