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ALLEGROは必要なものが機能的に配されたレイアウト
まとめ
ALLEGROは必要なものが機能的に配されたレイアウト
工夫が凝らされた車内には、必要な機能がぎゅっと集約されています。

一見するとごく普通の2列目シートが、シートアレンジによってコの字型のダイネットに変身。
車両後方にギャレー、テーブル、シートがひとまとまりになっており、どの席からも必要なものに手が届くでしょう。
就寝時にはダイネットを展開してフロアベッドにするほか、ポップアップルーフベッドを併用することで最大4名が就寝可能となります。
家族で囲めるALLEGROのダイネットとギャレー

ダイネットモードにすると、コの字型のベッドマットがテーブルを囲み、家族で対座することができます。
シート下には収納庫を備え、限られたスペースを有効活用する工夫が。
テーブルには、車内で不意にドリンクが転がったり倒れたりしないよう、カップホルダーを備えます。
車内6か所にLEDダウンライトを配置し、柔らかい光が室内を満たします。

ギャレースペースには10Lの給排水タンクを備えたシンクがあり、ダイネットのテーブルとひと続きの調理スペースとして役に立ちそうです。
オプション装備としてマックスファンベンチレーターや電子レンジが用意されているので、車内で本格的に調理をしたい場合は、必要に応じてチョイスしましょう。

車両後部にはサテライトスピーカーを備え、別途オプションでフリップダウンモニターも用意されているため、オーディオ環境を工夫できそうです。
ALLEGROは簡単アレンジのフロアベッド
就寝時にはダイネットを展開し、2名就寝可能なフロアベッドに組み替えます。
ベッドセッティング後はテーブルが使えませんが、車内いっぱいに広がるフルフラットのベッドが魅力です。
ダイネットからベッドへ、ダイネットから走行モードへのシートアレンジは、女性でも簡単だそう。
ALLEGROはポップアップルーフベッドが魅力
ALLEGROを特徴づけるのは、なんと言っても大人2名の就寝を可能とするポップアップルーフベッドです。
奥行き220cm、幅103cmと十分な広さが確保され、薄型・埋め込み式のLED照明が設置されています。
こぢんまりした空間に、自分だけのための照明が灯った様子はまさに秘密基地のよう。
逆に電気を消せば、頭上に広がる夜空を楽しめそうです。
照明のスイッチはルーフ内とダイネットの2か所に備えられ、どちらからでもオン・オフが可能になっています。

天井が近く、閉塞感が生まれがちなポップアップルーフベッドですが、サイドスクリーンが風通しを確保します。
テント部分に風が吹き抜けるスクリーンネットを標準装備し、シーンに応じて完全にクローズにしたり、フルオープンにしたりとアレンジ可能です。
フルオープンにしたときの開放感や視線の高さ、眺望には素晴らしいものがあるでしょう。
誤操作防止のガギを備え、ワンタッチでロックが解除されるポップアップロックレバーが安全性と操作性を両立します。
ポップアップルーフなしのノーマルルーフも選択できますが、ALLEGROの性能を最大限に発揮するなら、ぜひとも搭載したいところです。
ALLEGROはDCエアコンを標準装備

ALLEGROのもうひとつの特徴として、DCエアコンを標準装備している点は見逃せません。
広い設置スペースと大きな電力を必要とする家庭用エアコンに対し、12V電源で使えるDCエアコン。
夏の暑さはキャンピングカーユーザーの悩みの種ですが、冷房装置は決して安い装備ではなく、オプション扱いとなることが一般的です。
欲しいと思いながらも購入に踏み切れない人も多いエアコンを標準装備としているところに、ユーザーのニーズを理解するカーショップスリーセブンの理念が感じられます。
室内機W460×D160×H320mmで8.8kg、室外機W440×D640×H140mmで17.9kgというコンパクトサイズながら1800W、風量450㎥/hの冷房能力を発揮するそう。
使用時間は4~5時間が目安となりますが、もっとも暑い時間帯をしのぐなら十分です。
暖房器具であるFFヒーターはありませんが、別途オプション装着できます。
初期投資は必要ですが、FFヒーターは一度装着すると大変コストパフォーマンスに優れた装備です。
寒冷地に住んでいたり、ウィンタースポーツで雪山に通ったりする場合は、ぜひ検討しましょう。
ALLEGROは大容量のポータブルバッテリーを搭載
快適な車内生活を支えるのは、標準装備されている最大容量2000Wh、AC最大出力2000Wの大容量ポータブルバッテリーです。
AC出力、DC出力、USB出力と使い分けられるほか、電化製品はVotronic製の集中スイッチパネルでコントロールできます。

すべてが一か所に集約されているので、自分の席からストレスフリーで操作できるでしょう。
車内では同乗者と譲り合わないと身動きがとれないことも多いので、嬉しい配置です。
充電の機会が限られる長旅を考えているなら、オプションでソーラーパネルを装着することも可能です。
まとめ
狭い道もストレスなく走行できるバネットベースのコンパクトなボディと、ポップアップルーフによって必要なときだけ空間を広げられる拡張性。
市街地なら十分な走行性能を発揮し、立体駐車場にも対応することから、普段はキャンピングカーであることを意識せずにデイリーユースが可能です。
それでいて、いざ旅先に着けばポップアップルーフで家族全員が寝られる大空間が誕生。
ライター:DRIMO編集部
文・車旅情報Webマガジン「DRIMO」/提供元・MOBY
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