アメリカ・シアトルの「WESTLAND DISTILLERY(ウエストランド蒸留所)」は、3種類のシングルモルトウイスキーを発売した。

3種類とは、新しいフラグシップ・ボトル「ウエストランド アメリカン・シングルモルト」と、世界初のアメリカ産ピートを使用したピーテッド・ウイスキーの「ウエストランド ソラム1」、アメリカの珍しいオーク種ギャリアナ・オーク樽を使用する「ウエストランド ギャリアナ7」だ。

そのうち「ウエストランド ソラム1」は4,044本、「ウエストランド ギャリアナ7」は6,900本の世界限定販売となる。

大麦麦芽を使用したアメリカンスタイルのウイスキー

ワシントン州シアトルを拠点とする「ウエストランド蒸留所」は、2010年の創業以来、アメリカのスタイルで仕立てられた上質なシングルモルト・ウイスキーを展開し続けている。

アメリカ合衆国の太平洋岸北西部は、世界で最も優れた品質の大麦を生産する地域のひとつであり、素晴らしいウイスキーには欠くことのできない、清純な水源で知られている。さらに、湿度の高さは熟成について理想的な環境でもある。

「ウエストランド」は、大麦麦芽という最も複雑で芳香性の高い穀物を使用し、太平洋岸北西部地域の地理的および文化的な複雑さを反映した、アメリカのシングルモルト・ウイスキーだ。

新しく登場する3つのシングルモルト

フラグシップ・ボトル

新作である「ウエストランド アメリカン・シングルモルト」は、ウイスキーの新分野を開拓し、アメリカの名を世界のシングルモルト市場に知らしめてきた、10年以上にわたる取り組みの集大成だ。

同商品では、シングルモルトの可能性を追求し、ウエストランドスタイルの真髄を1本のフラグシップ・ボトルの中に表現した。

アルコール度数:46%、容量:700ml、価格:6,800円

アルコール度数:46%、容量:700ml、価格:6,800円

アメリカンピートを探求した1本

「ウエストランド ソラム1」は、長年にわたるアメリカンピート探求の初の結実となる商品だ。

オークの新樽とファーストフィル・バーボン樽での熟成の結果、馴染みのあるピートの香りに、アメリカン・ピートの未来への道標となるまったく新しい個性が加わった。

アルコール度数:50%、容量:700ml、価格:19,000円、世界限定4,044本

アルコール度数:50%、容量:700ml、価格:19,000円、世界限定4,044本

希少なオーク樽を使用

「ウエストランド ギャリアナ7」では、豊潤で香り高いギャリー・オーク樽と力強いワシントン・ワイン樽が相互に影響を及ぼす。この2つのタイプの樽を中心に熟成することで、スパイスと芳醇な果実が混在するフレーバーが生まれた。

なお、ギャリアナとは、太平洋岸北西部に自生するホワイトオークの一種。ホワイトオークの中でも非常に珍しく、成長に時間がかかるうえ、タンニンとフェノールが非常に強いため、樽材にしたあとも自然乾燥させて成分を和らげるのに数年を要するという。

アルコール度数:50%、容量:700ml、価格:19,000円、世界限定6,900本

アルコール度数:50%、容量:700ml、価格:19,000円、世界限定6,900本

バーボンとは違う、アメリカンウイスキーの味わいを堪能してほしい。

(田原昌)

※表示価格は全て税抜