外房片貝にある九十九里海釣りセンターは、夏休みに向けて多くの人々にたくさん釣って楽しんでもらいたいと、豊富な魚種を大量放流。期待を裏切らない釣果が上がるよう万全の態勢を整えている。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 坂本康年)

『九十九里海釣りセンター』でワラサにマダイにイセエビが釣れる【千葉】

九十九里海釣りセンター

九十九里海釣りセンターで一年を通じてもっとも釣れるのはマダイ。500g級の元気サイズから、1.5kg級のまずまずサイズを取り揃えている。季節に応じて「青物祭り」「ヒラメ祭り」などの大量放流も行なっているが、マダイに関しては毎日が「お祭り」と言っていいだろう。

『九十九里海釣りセンター』でワラサにマダイにイセエビが釣れる【千葉】九十九里海釣りセンターの概況(作図:週刊つりニュース関東版 坂本康年)

また、「青物祭り」を近日中に開催予定。ワラサやカンパチ、ヒラマサの引きは、一度味わったら病みつきになること請け合いだ。

『九十九里海釣りセンター』でワラサにマダイにイセエビが釣れる【千葉】 海上釣り堀のタックル(作図:週刊つりニュース関東版 坂本康年)

また、現在はシマアジやメジナも狙いめ。さらに、今後はイセエビも本格化。マニアックな釣り人にはたまらないターゲットだろう。

定番のマダイ&青物好ヒット

真夏の太陽が照りつける7月2日(日)も、多くの家族連れやグループ、カップルが来場。随所で歓声が上がり、にぎわいを見せていた。

斉藤豪裕さん(神栖市)は、友だちに無理やり連れてこられたらしく、そもそも釣り自体が初めて。高級魚のイシダイにマダイ、メジナを釣り上げ、「できすぎです」と満面の笑みを見せてくれた。

『九十九里海釣りセンター』でワラサにマダイにイセエビが釣れる【千葉】海上釣り堀で好土産確保(提供:週刊つりニュース関東版 坂本康年)

竹富心さん(江東区)は、今回が2回目。堤防釣りをたまにするらしく、マダイの引きには驚かなかったようだが、4kg級ヒラマサを釣り上げたときは、引きのレベルの違いを感じようだった。

『九十九里海釣りセンター』でワラサにマダイにイセエビが釣れる【千葉】4kg級ヒラマサゲット(提供:週刊つりニュース関東版 坂本康年)

上野さん父娘(さいたま市)は、前週に訪れた際、ともにヒラマサをバラしたようで、今回はそのリベンジ。娘の結愛さん(10歳)は、ちょっと目を離した隙に竿を水中に持っていかれるハプニング。スタッフが回収した竿にはまだヒラマサが掛かっており、数分ほど格闘したが無念のバラシ。大物は逃がしたが、マダイやイナダを上げて満足そうだった。

『九十九里海釣りセンター』でワラサにマダイにイセエビが釣れる【千葉】青物&マダイ確保(提供:週刊つりニュース関東版 坂本康年)

良型イセエビも狙える

村上大介さん(流山市)は、若いころは船によく乗ったそうだが、最近は「釣れる釣りをしたい」とここに通い始め、毎回土産十分の釣果を上げている。

『九十九里海釣りセンター』でワラサにマダイにイセエビが釣れる【千葉】九十九里海釣りセンターでお土産ゲット(提供:週刊つりニュース関東版 坂本康年)

檜垣知子さん(成田市)は1人でよく通っているそうで、当日は買ったばかりの竿をヒラマサに折られるという悲運に見舞われた。それでもイシダイやマダイ、メジナ多数に加えて、良型イセエビをゲット。悔しさを晴らしたようだ。

『九十九里海釣りセンター』でワラサにマダイにイセエビが釣れる【千葉】九十九里海釣りセンターでイセエビ手中(提供:週刊つりニュース関東版 坂本康年)

関根龍也さん(船橋市)は、4kg級ヒラマサを6尾もゲット。イナワラも1尾で、青物は7尾。さらにマダイも5、6尾。息子の翔也さんは、マダイは数釣りしたものの、ヒラマサは1尾だけ。「まだまだ負けませんよ」と、親父は意気軒昂だった。

『九十九里海釣りセンター』でワラサにマダイにイセエビが釣れる【千葉】海上釣り堀で青物好キャッチ(提供:週刊つりニュース関東版 坂本康年)

都心から約1時間半と好アクセスの同センターは、貸し竿、エサ、氷、発泡クーラーなどすべてが完備されているので、手ぶら釣行もOK。夏休みの家族旅行、海水浴などのついでに立ち寄り、夕飯のおかずをゲットしてみてはいかがだろう。

<週刊つりニュース関東版 坂本康年/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
九十九里海釣りセンター
この記事は『週刊つりニュース関東版』2023年7月28日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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